悪臭性萎縮性鼻炎はどんな病気?

悪臭性萎縮性鼻炎とは、慢性鼻炎の一種であり鼻粘膜が薄くなり鼻腔内にかさぶたができてしまうことによりそこから悪臭を放つという症状が特徴としてあります。女性に多くみられるこの症状の治療法としては鼻腔内に抗生物質の塗り薬を塗布しかさぶたが出来ないようにします。それと平行して飲み薬で炎症を抑えたり点鼻薬を使用したりもします。それでも悪化するようであれば手術が行われます。

悪臭性萎縮性鼻炎の主な症状は?

悪臭性萎縮性鼻炎の症状は主に、鼻から悪臭がしたり、頭痛や鼻づまり、のどの痛みや違和感が現れます。悪臭がし、鼻づまりを起こすため、においが分からなくなるなどの二次的な症状も現れます。悪臭性萎縮性鼻炎は鼻の中の粘膜や骨が萎縮し起こる病気で、女性に多くみられるため、ホルモン異常や自律神経障害の可能性がありますが、原因はまだ不明です。

悪臭性萎縮性鼻炎の主な原因は?

悪臭性萎縮性鼻炎の主な原因は、鼻腔の粘膜や骨が極度に萎縮してしまい、鼻腔内が広くなってしまった事が引き金となり起こるものです。この疾患は女性の方に多いため、ホルモンの異常な分泌による可能性があり、自律神経障害が関係していることや、特殊な細菌への感染、特定の栄養素の欠乏や中毒症状などの可能性もあるものです。その為、この疾患はこれら多様な要因が起因となり起こるという特徴があります。

悪臭性萎縮性鼻炎の主な検査と診断方法は?

悪臭性萎縮性鼻炎は、鼻の中が広くなり、においの強いかさぶたがたくさん付着しており、それがかなりの悪臭を放つことから、検査をしなくても診断できますが、本人は、嗅覚が鈍くなっているため自覚しづらいようです。あえて行うなら、検査方法としては、梅毒・ウェゲナー肉芽腫症や悪性リンパ腫などと区別するために、血液検査や病理検査を行います。

悪臭性萎縮性鼻炎の主な治療方法は?

悪臭性萎縮性鼻炎の基本的な治療法は、薬物療法が中心になります。この疾患では萎縮性鼻炎の症状がほぼ無い場合が多く、治療をしないことがありますが、多くのケースでは抗生物質の投与や、副腎皮質のホルモン剤を使用して、鼻の洗浄を行って治療します。又、この疾患が原因で鼻腔が広くなった場合には、粘膜や骨の移植が効果的になる事もあり、この方法で疾患の治療を行うこともあります。

悪臭性萎縮性鼻炎の初診に適した診療科目