たばこ中毒 タバコチュウドク

初診に適した診療科目

たばこ中毒はどんな病気?

たばこ中毒は、たばこ商品に含まれるニコチンによる薬物依存症です。ニコチンは喫煙すると血流に乗って脳内へと伝わり、中枢神経でのニコチン受容体と結合して中脳辺縁系からドーパミンが放出されます。ドーパミンは神経快感物質で一時的に快感が得られますが、血中に存在しているのは1時間程度であるため喫煙を繰り返すと離脱症状が起こり中毒状態になります。治療では喫煙自体を減らすと共に離脱症状を緩和する薬剤を用います。

主な症状

たばこ中毒は、「たばこがとても吸いたい」という気持ちから、気分が落ち込んだり、落ち着かなかったり、イライラしたり、怒りを感じたり、不安な気持ちになります。また寝つきが悪く、眠っても目が覚めてしまったりといった睡眠障害の症状もあります。食欲や体重も増加し、胃がむかつくことがあります。時には心臓障害を起こすこともあります。

主な原因

脳には、たばこの中に含まれるニコチンが結合すると快感を感じる部分があります。たばこを吸うとニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳に到達します。それにより、ドーパミンが放出されて快感を感じるようになります。それをもう一度吸いたくなり、どんどん繰り返すことによってやめられなくなるのです。そうやってニコチン依存症になるのが、たばこ中毒の原因とされています。

主な検査と診断

たばこ中毒の検査方法は診断テストによりある程度わかるためインターネット上などに多数公開されています。病院で診察を受ける場合も同様の診断テストが問診代わりになるため同様のテストを受けることになります。その診断テストの結果を見た上で最終的には専門医が検査の結果を決定していきます。診断テストの内容はたばこに関しての内容がほとんどです。

主な治療方法

たばこ中毒から完全に回復するための治療法の原則は、一本もたばこを吸わない事です。たばこ中毒になってもたばこが止められない人に関して、たばこ外来の専門の医師と相談する事が治療を促進するのです。医師と相談する事によって、禁煙率が大幅に上昇する検証結果があるので、積極的にたばこ外来の専門の医師の所に行く事が治療法です。ニコチンの置換の薬などの処方薬を使うのも一つの方法です。