拒食症 キョショクショウ

初診に適した診療科目

拒食症はどんな病気?

拒食症とは、人間関係の問題など精神的、心理的なストレスに関わり発症する精神疾患の一種です。極度のストレスが重なり、食事をしたくなくなり、いつの間にか食べることを恐れるようになってしまいます。治すことはとても大変で、本人の意思の強さだけではどうにもならない病気です。病気にならないためにも、心をリラックスさせ、ストレスを貯めないことが大切です。

主な症状

拒食症の症状は、まず適切な食事をとらないことによる、低体重があげられます。具体的には標準体重の20パーセント異常のやせが、3カ月以上続くということです。精神的な面では、極端なやせ願望や肥満恐怖等の体型に対するゆがんだ認識が生まれます。女性では体重減少はもとより、心理・社会的ストレスかた女性ホルモンの不具合が生じ、無月経を引き起こすこともあります。

主な原因

拒食症の原因といってもさまざまなことで拒食になることがあり、主に10代から20代に掛けて女性のダイエット、そしてストレスや悩み、コンプレックス、プレッシャーとさまざまな事から発症します。その中でも一番多いのがダイエットで、若い女性ならば一度は経験のあるダイエットを気軽に試して、そこからエスカレートしていき最終的には拒食となってしまうことがあります。

主な検査と診断

拒食症とは、大脳の食欲をつかさどる部位が萎縮して食欲が全く湧いてこない状態を言います。この症状になった場合の検査方法はMRIで脳の画像を撮って食欲をつかさどる部位の萎縮度を調べることでかなり検査をすることができるのです。この状態にまでなってしまうと、薬物療法で脳の萎縮した部分を回復させるのも難しくなり治療が困難になります。

主な治療方法

拒食症の多くが脳の大脳の食欲をつかさどる部分が縮小して食欲が出なくなっていることに起因しています。このような状態になった場合は、薬物療法だけでは難しいので、大脳の萎縮してしまった部分を刺激して食欲を呼び戻す必要が出てくるのです。しかし確実に確立された治療法はなく治療にいたるのが遅くなると死に至る可能性ももあるので注意が必要です。