反動痛

初診に適した診療科目

反動痛はどんな病気?

腹膜の部分に炎症が起こると、反動痛という病気になる事もあります。症状の詳細に関して、腹膜の刺激による症状と言っていて、腹部の辺りを手のひらで徐々に押していって、急に腹部から手を離すと痛みを生じてくる場合です。その他の症状として、腹部の広い範囲にわたる腹痛や吐き気や嘔吐も伴う事があって、排ガスや排便の停止の症状が出ます。

主な症状

反動痛とは、腹部を徐々に圧迫していくと痛みを感じ、圧迫を急にやめた時に痛みが強くなるなどの症状があらわれることをいいます。このような痛みを感じる時には、腹膜炎や虫垂炎、子宮外妊娠など緊急性の治療を伴うような病気を発症している可能性があるため、痛みのある部位をX線や超音波、MRIやCTなどで更に詳しく検査する必要があります。

主な原因

反動痛の原因は、炎症を起こしている壁側腹膜の刺激で、指や手による圧迫が急に解かれたときに、痛みが腹膜に波及して起こります。腹膜が炎症を起こす腹膜炎には、急性のものと慢性のものがあります。急性は、胃や腸、胆のう、虫唾などの臓器の炎症により、腹膜が細菌に感染して発症します。慢性は、多くの場合、結核による細菌感染が原因です。

主な検査と診断

反動痛の検査方法は、腹部の痛みがある部分を押してみて、患者さんの痛みの兆候を観察する触診を行います。腹部をゆっくり圧迫した後で、急に手を離すと痛みが強くなるのが特徴です。このような痛みの症状がみられる場合には、腹膜炎を発症している可能性もありますので、X線や超音波、MRI、CTなどでのさらに詳しい検査をする必要があります。

主な治療方法

反動痛そのものは病気ではないので、反動痛の治療法というのは特にありません。しかし、痛みがあるということは、何らかの原因があるということですので、それらに対する治療をすることによって、痛みが引くことが期待できます。もし、腹膜炎や虫垂炎などが原因で痛みが生じているのであれば、手術をして治療をする必要もあるあるということです。