続発性てんかん ゾクハツセイテンカン

初診に適した診療科目

続発性てんかんはどんな病気?

てんかんとは、脳の神経細胞の異常による発作が繰り返し起こります。てんかんのなかでも続発性てんかんというのが、頭部外傷や脳損傷、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、脳の感染症である髄膜炎、脳炎や全身におこる代謝の異常である低血糖、電解質異常などによって、てんかん性の病変が生じます。この、続発性てんかんの発作は、慢性的に出現します。

主な症状

てんかんとは、様々な原因によって起こる慢性的な脳障害です。その症状は、主に意識障害とけいれん発作があり、常に2症状が同時に起こるとは限らず、どちらかのみの場合もあります。続発性てんかんは主に脳に病的変化があって、それが原因でその部位を中心として発作が起こるものです。一般人口において、てんかんの発症率は0.5-0.7%で、そのうちの4割が続発性てんかんです。

主な原因

てんかんには、特発性てんかんと、続発性てんかんとがあります。特発性てんかんの場合、原因はいまだにはっきりと解明されていないのですが、続発性てんかんには、脳に明らかな基礎疾患が認められています。その原因として、脳血管障害、髄膜炎、脳炎、頭部外傷、先天性遺伝疾患、妊娠中毒、脳血管奇形など、その他にもたくさんの病気があります。

主な検査と診断

続発性てんかんの基本となる検査方法は、脳波の検査です。このてんかんの脳波の測定では、覚醒と睡眠の数値を測定し、てんかんの波調を測定して診断に役立てます。又、この続発性てんかんの症状を詳しく検査する為には、脳の血流を測定する事も効果があり、脳の神経伝達物質の受容体を確認して脳の神経機能を検査し、てんかんの病巣の部分を観察します。

主な治療方法

続発性てんかんの治療法は、薬物療法が一般的です。適切な薬剤の服用により、大部分のてんかんの発作は改善され、この薬で症状をコントロールすることが可能になります。又、この薬の種類や服用する量は、定期的な健診でドクター症状を治療しながら検討する為に、発作の治療具合の程度や薬物の血中濃度を見ながら、てんかんの症状に応じて変更されます。