脳症はどんな病気?

脳症とは、脳機能障害の一種である意識障害や痙攣などを起こし、髄液の検査で炎症が見受けられないものが該当します。炎症が見受けられる場合には急性脳炎という診断が出ます。原因としては脳のエネルギー不足など様々であり、主な症状としては、元気がないように見え、眠そうにする、揺すったりしていないと目を開けていられなくなり、痙攣が始まります。

脳症の主な症状は?

脳症は、ウイルスに感染したり薬の副作用や高血圧などが原因で引き起こされますが、症状はいずれも風邪をひいたときのように発熱・嘔吐や下痢、咳や鼻水、喉の痛み、全身の倦怠感などがあげられます。また、うわごとを話したり幻覚・幻聴・怒り出すなど異常行動を起こすこともあります。ウイルス性の場合は特に重症度に幅があり、多少の時間で意識が戻る軽症ですむ場合もあれば、後遺症を残すほどの重症になる場合もあります。

脳症の主な原因は?

脳症の原因は、ウイルス性のものや脳エネルギーの不足から来るもの、代謝物質増加など様々に考えられます。脳機能の障害の症状である意識障害やけいれんを起こします。ただ、髄液検査で、炎症所見がないものを脳炎と言います。ただ、いずれの場合も共通している症状として、元気がなく、呼びかけにも目を開かなくなり、全身性のけいれんがおきたりします。

脳症の主な検査と診断方法は?

脳症の検査方法としては、色々な検査の方法があります。まずは、レントゲンによる検査の方法があります。レントゲンで検査を行うことによって、詳しく調べることが出来るようになります。さらに詳しく検査をする場合においては、MRI検査を行う必要があります。MRI検査を行うことによって、さらに詳細に検査をすることが出来るようになります。

脳症の主な治療方法は?

嘔吐や発熱の症状が出ている時は、アスピリンやボルタレンなどの解熱剤を服用すれば、脳症による体調不良を治すことが出来ます。症状が悪化して痙攣を起こすようになった時は、痙攣抑制剤を注射する治療法で症状を緩和することが出来ます。症状が末期になると、脳手術を受けて身体機能を正常に戻す必要があります。早期に見つかった場合、抗生物質で治すことが可能です。

脳症の初診に適した診療科目