若年性黒色腫

初診に適した診療科目

若年性黒色腫はどんな病気?

若年性黒色腫はスピッツ母斑とも呼ばれ悪性黒色腫と異なり良性腫瘍です。主に幼児にできやすく、急速に大きくなる腫瘍です。特に顔面にできやすく一見ほくろの様に見えますが、表面は滑らかで円形や楕円形の形をし盛り上がっておいます。色は淡紅色や褐色で腫瘍周囲は赤みを帯びることがあります。悪性黒色腫に似ている為、外科的切除を行い病理検査を行い確定検査を行う必要があります。

主な症状

若年性黒色腫は子供に多く見られる良性の腫瘍です。顔面にほくろのようなものが現れ急速に成長していくこのです。ほくろと違い、きれいな円形ではなく楕円形のように若干歪で盛り上がった状態です。その周辺の皮膚が敏感になり、赤みを帯びたり出血しやすくなるのが主な症状といえます。また、メラノサイトの異常が原因のため、病変部が色素沈着しやすい状態になっているといえます。

主な原因

若年性黒色腫の原因は様々になりますが、紫外線の影響が関連してると考えられています。従って過剰な日焼けを行うと、発症する場合も多くなります。また日常生活での外部からの刺激も、発症に影響を与える事があります。例えば焼いてほくろを取ろうとしたりすると、発症する確率は高くなります。またメラニンを作る機能を持っているメラノサイトの増加も理由の一つとなっています。

主な検査と診断

若年性黒色腫の検査方法は、見た目によってこれを判断する場合が殆どです。皮膚上の組織が特徴的な黒色への変異を生じますから、その組織の見た目の状態からすぐに病名を類推することができます。しかし、完全に確定させるためには視診だけでは不足しますから、局部麻酔を施して、患部の一部を切除して、病理検査を行って確定するのです。また、悪性か良性かの検査もこのときに実施します。

主な治療方法

若年性黒色腫を治すには早期発見、早期の手術が大切です。皮膚の上に起こるトラブルですので、自分や家族により発見することが可能です。もしほくろ(にみえるモノ)が急に大きくなるような症状を見つけたら、早めに皮膚科の診療を受けるのがベターです。治療法としては、一般的に外科的切除が採られます。レーザー治療ですと大半の組織が蒸散し(焼き消える)、病理組織検査が不可能になるため不適当です。