扁平母斑

初診に適した診療科目

扁平母斑はどんな病気?

扁平母斑とは、皮膚に茶色のアザが出来る病気です。盛り上がりのないアザという意味から、この名前がついています。先天的なものが、ほとんどですが、思春期になって発生することもあります。悪化することはありません。見た目の問題から、治療をすることになります。まず、レーザー治療から始めることになります。レーザー治療がすべての人に有効であるとは限りません。0歳から、始めると有効率が上がります。

主な症状

扁平母斑の症状は、体のさまざまな場所に点または面状にできる、ほくろのような盛り上がりの無い、平らな茶褐色の色素斑が現れるものです。コーヒーのように黒いわけでもなく、例えるとカフェオレに近い色です。色素斑の中には、直径1mmの黒い小さな点ができることもあります。また、思春期以降に発生した場合は、毛が生えてくることがあります。

主な原因

殆どのケースで生まれつきに存在しており、一部のケースで思春期に出現する遅発性のものも見られる、扁平母斑の発生原因は、メラニン色素が表皮基底層に増加することにより起こります。メラニン色素は、元々その場所に存在しているものなので、何らかの要因により、表皮の一部で増加する場合があり、それがはっきりした茶色のシミ状に表れます。

主な検査と診断

扁平母斑の検査方法は、茶色いカフェオレのような色をしたメラニンの集合体ですので、見ただけでわかりますので、所見と問診で判断しますが、産まれたときから6個以上のあざがある場合、レッグリングハウゼン病の疑いがあった場合は、この他に神経線維腫、聴神経腫瘍、骨格異常の有無を調べていきます。内臓にも病変が現れてくる場合がありますので、CT、MRI、レントゲンによるX線検査をする場合もあります。

主な治療方法

扁平母斑は悪性化する心配がないあざですので、この治療法は年齢肌のシミなどの除去と同じように、除去するための治療となります。主にレーザー治療によって除去していきます。ルビーレーザーやQスイッチ付きルビーレーザーを1回から2回照射して除去します。この方法でも消えない場合や再発する場合は、ドライアイス治療や手術による除去を考慮していきます。