青色母斑 セイショクボハン

初診に適した診療科目

青色母斑はどんな病気?

一般的なホクロよりも全体的に青みが強いホクロやあざを青色母斑といいます。通例10ミリよりも小さく、皮膚から少し盛り上がった半球状の形が多く見られます。ほとんどの場合悪性化することはありませんが、まれに大きくなるものもあり、10ミリを超える細胞増殖型のタイプがあります。このタイプは将来悪性化する可能性があるため、専門医に相談するのがよいです。

主な症状

青色母斑の症状は通常のほくろよりも青みが強いものができます。鮮やかな青色か青黒色です。顔面、手背、足背に比較的多く発生します。ほとんどは数ミリ程度のものですが、まれに大きくて悪性化するタイプもあります。表面はつるっとしていて、皮膚の表面から半球状に盛り上がっている塊です。多発して出てくることはなく、孤立して出てきます。

主な原因

青色母斑の原因はメラノサイトにあります。メラノサイトはメラニンという皮膚の色を濃くする色素作り出しますが通常は表皮にあります。それが真皮の深いところで増殖しているために、青色から黒色調に見えるようになります。主に顔面、背中、手の甲、手首、足の甲、足首に発生しますが、突然多く発生することはありません。メラノサイトが多いために触ると硬い感触があります。

主な検査と診断

青色母斑は診断や経過観察に検査が必要です。その検査方法はCT検査、MRI・MRA、生検などがあります。この病気は通常のほくろより青色が強く皮膚面から盛り上がった塊ができます。メラノサイトが真皮の深い部分にあることが原因です。治療は悪性化の心配はないのでそのままでも大丈夫ですが見た目が気になるなら切除をすることも可能です。

主な治療方法

青色母斑の治療法は、基本的に無害な場合が多いので無理に治療を行う必要はありませんが、治療を行う場合は外科手術を行うことが一般的です。ですが、皮膚を切除しての縫工になりますので外傷的なものは目立つようになります。しかし、現在ではレーザー治療を行う専門科も増えてきていますので今後はレーザー治療が一般的になるといえるでしょう。