コステン症候群

初診に適した診療科目

コステン症候群はどんな病気?

コステン症候群とは、顎関節部分の疼痛や難聴、めまい、咽頭痛、舌や鼻の灼熱感、耳鳴りや耳が痛いなどといった症状があらわれる病気のことです。顎関節症と症状が非常によく似ているため間違われやすい病気です。成人病と思われてきましたが、近年では子どもにも見られる病気で、発症は女性に多く人口の3分の1を占めます。突然発症した時は、大きなあくびや硬い食べ物は避けなければなりません。

主な症状

コステン症候群の症状は口を開けたり噛みしめた時にめまいがしたり、顎関節の疼痛、難聴、耳閉塞感、耳鳴りや耳が痛くなったり、口腔咽頭痛などがあります。また舌や鼻に灼熱感があったり、口腔内の乾きを感じるケースも見られます。悪化すると口を空けた時に一瞬、上あごの骨が乗り上げているような強い違和感を感じるようになる場合もあります。

主な原因

コステン症候群の原因としましては、現在の医療の発展をもってしても、いまだに分からない部分が多い症候群となっていますので、その点に留意しておく必要があります。考えられているものとしましては、咬合の以上によってではないかと考えられています。しかし、確定ではありませんので、その点もしっかりと頭に入れておく必要がある点に注意しなければなりません。

主な検査と診断

コステン症候群の検査方法は顎と歯の噛み合わせを検査します。難聴を引き起こしているのが耳にない場合が多いので、耳を調べる前に顎と歯の噛み合わせを検査します。特に顎のかみ合わせを入念に調べて顎の骨の可動によって神経が圧迫されていないかを調べます。顎のかみ合わせと歯のかみ合わせに問題がないとわかると耳の内部の器官の検査をします。

主な治療方法

コステン症候群の治療法は、歯の噛み合わせを正しい状態に戻すことが最優先です。併発している病の治療をする前に歯の噛み合わせを矯正することが大事です。歯の噛み合わせを治し終わると併発している病を一つずつ治療します。併発で最も多い難聴は、歯の噛み合わせを矯正しただけで治ることも多いのですが、難聴が治らない場合は耳鼻科の治療も行います。