反対咬合はどんな病気?
反対咬合とは、上の歯と下の歯の噛み合わせが逆になってしまった、いわゆる受け口のことです。これは骨格の問題で、両親や両親の兄弟に受け口がいるとなると遺伝してしまうのです。乳児の時に発見されたのならば、口の中はまだ柔らかいので噛み合わせを逆だと認識させることにより、治ることも多いのです。きちんと治すのであれば、上下の前歯が生え揃った段階で矯正を始めれば、早いうちに綺麗な歯並びにすることができるのです。
主な症状
反対咬合は正式には下顎前突症と言い、広義ではしゃくれと呼ばれています。これの大きな特徴は下顎が明らかに上顎よりも前に出ていることです。人によっては噛み合わせが悪いからか頭痛がひどいという人もいますが、しゃくれであることとそのようなこととは無関係です。外見のコンプレックスとして矯正する人もいますが、下顎が上顎よりも出ていることで大きな症状はありません。
主な原因
反対咬合とは受け口のことで、上下の歯を噛み合わせたとき、下の歯列が上より前に出ている症状です。遺伝的要因が大きな原因で、両親がそうだと、子どもも可能性が高いです。前歯の噛み合わせだけが逆になっているものから骨格の異常まで、程度によって治療法が異なりますが、乳児の場合は成長荷より噛み合わせが変わることがあるので、経過を見ることが多いです。
主な検査と診断
反対咬合の治療を適切に行うためには、精密な検査を行い、骨格、歯槽、機能など、問題が生じている原因がどこにあるのか診断し、それに合った方法を用いることが必要です。検査方法は、問診、視診と側面頭部X線規格写真を用いて、総合的に判断します。問診や視診では、舌の大きさや歯並び、口呼吸など、この症状を起こすさまざまな要因について調べます。
主な治療方法
反対咬合の治療法は、専門医による矯正器具の利用というものが一般的です。治療をするときには、いかにして力の偏りなどを正常に戻すのかという部分について努力しなくてはいけませんから、有効とされている器具の利用というものをやらなくてはいけません。この場合、矯正器具は一般に流通していない場合が多いので、効果があるとされている器具をもっている医師のもとに行くのが治療の近道となります。
反対咬合の初診に適した診療科目
反対咬合に関連する病名