シックビル症候群 シックビルショウコウグン

初診に適した診療科目

シックビル症候群はどんな病気?

シックビル症候群に罹ると、頭痛や吐き気やめまいなどの症状が出ます。新しい空気が入り込まないビルや建物で、一日中仕事をしていると発症しやすい病気です。女性が発病した場合、月経の異常や生理の異常が発症する注意が必要です。重症になると、目の痛みや視力の低下などの症状が出ます。喘息の持病がある方が発症した時は、ショック症状を起こす危険性があります。

主な症状

シックビル症候群とは、職場でのエアコンの普及により、一年を通して窓を締切になった状態になり、新鮮な空気が室内に入ってこないために現われる様々な症状の事を言います。具体的な例としては、吐き気や頭痛、女性では生理不順になってしまう人もいる様です。エアコンが聞いてい、とても快適な室内でも、こまめに換気をすることをおすすめします。

主な原因

シックビル症候群が引き起こされる要因はさまざまで、ビルなどの気密性の高い無機質な空間での換気不足や各種汚染物質の発生量の増大がベースにあります。原因物質として、木材の接着剤や断熱材からのホルムアルデヒドや事務機器からのオゾン、タバコの煙やカーペット用の洗剤、植木用の肥料や殺虫剤、空調機器からのカビなどのアレルゲン物質などが考えられます。

主な検査と診断

シックビル症候群の検査方法は、病院でもできますが、まず簡易的に自分たちでもすることができます。室内のホルムアルデヒドを測定する簡易キットが販売されていますので、そちらを使用します。症状がひどく、原因と思われる室内の上部にキットを設置し、24時間程度放置しておきます。その後、キットを検査会社に送付すれば、一ヶ月かからず結果が送られてきます。

主な治療方法

シックビル症候群の対策として、まず自分が何が原因により症状が出ているのかを見つけ出すことが重要です。逆にそれを見つけられないと対策は難しいと言えます。しかし、定期的な換気をする、身の回りの化学的物質をなるべく減らしていく、また、自分自身の抵抗力の強化として、運動をして体力をつけたり、サプリメント等を服用することなどが治療法として効果的です。