頭痛はどんな病気?
頭痛もちの方も多いかと思いますが、その種類は様々なものがあります。現在一番多いとされているのが筋緊張によるもので、これはパソコンやスマートフォンが普及した今、切っても切れないものとなっています。締め付け感、首や肩のコリも伴います。女性に多いものとして一側性に出るものがあり、これは血管運動性の障害になります。
主な症状
頭痛は大きく分けて3つの症状があります。まず、ギューと締め付けられるような感じであったり、重たい感じのする緊張型。次に頭部の片側やある1部分がズキズキと痛んだり、目がチカチカしたり、めまいがあったり、吐き気があることのあるもの。あと1つはまれで、片側の目の奥がえぐられるような痛みのものもあります。痛みがひどい場合や長く続く場合は、早めに病院で診療をすることをお勧めします。
主な原因
頭痛の原因には大きく分けて2つあります。器質的異常との関連がみられない一次性頭痛と、脳出血や髄膜炎などの病気から生じる二次性頭痛があります。一次性頭痛では筋緊張型頭痛や片頭痛が多く、二次性頭痛では脳血管障害・感染症・脳腫瘍など怖い病気であることも多いです。
主な検査と診断
患者が頭痛を訴えた場合、二次性頭痛を除外することがもっとも大切です。脳出血や脳腫瘍など、脳の中の問題によって引き起こされている場合は、画像診断を用いて観察する必要があります。脳以外の部位に問題がある場合は、例えば血液検査などで、血中に痛みのもととなる物質が存在するかどうかを検査します。検査で明らかな異常が無い場合に、一次性頭痛と考えます。一次性頭痛では症状によって、緊張型頭痛や片頭痛と診断します。
主な治療方法
頭痛の治療法として、二次性頭痛の場合には、原因となる病気を治療することが大切です。一次性頭痛の場合には、痛みの予防や軽減のための対処と薬物治療があります。まずはスマホを長時間見ていないか、カフェインを取り過ぎていないかなどの日常生活を見直します。そして適度に休憩を取ったり、ストレッチをすることによって、痛みを予防したり和らげたりします。薬物療法では、鎮痛薬や頭痛の発生を抑制する効果を持った薬を投与します。片頭痛を繰り返す場合には、予防薬を毎日内服することもあります。
頭痛の初診に適した診療科目