片頭痛はどんな病気?
頭痛を引き起こす病気の中で多くの人が悩んでいる片頭痛。痛みはその名の通り、頭の片側のこめかみから眼の辺りに発生することが多く、女性の患者さんが多いことでも有名です。場合によっては吐き気や嘔吐を伴うこともあり、頭痛といえど軽視できない問題といえます。しかしながら、頭が痛いというだけでは軽い症状だと捉えられがち。仕事が手に付かないほど痛いのに、我慢して仕事を続ける方も多いそうです。
主な症状
片頭痛は頭の片側だけ頭痛で痛むことのある症状です。毎回痛む場所が異なる頭痛と違い頭の片側だけが痛みますので場合によっては頭全体に頭痛が起こることがあります。血液の流れに合わせて痛みが響くことがあり重い場合には仕事が出来ないといった状態になります。年齢的には若い人が多く20代前後にかかります。通常であれば少し休めば治りますがひどい場合には寝ても治らないこともあります。
主な原因
日本人の4人に1人が悩まされているという「片頭痛」。痛みの原因は血管の拡張ですが、何故血管が拡張するのかは人それぞれです。睡眠の過不足などの生活習慣の乱れ・ストレス・緊張状態・目の疲れ・カフェインやアルコール摂取・喫煙・人ごみ・騒音・天候・空腹など、人によって要因が違うのです。女性であれば女性ホルモンによる自律神経の乱れから起きる場合もあります。一概に“これ”と断定できるものではないのです。
主な検査と診断
片頭痛が起きてしまう場合、脳血管が何らかの影響を受けている可能性があります。脳血管が萎縮、又は拡張していることで頭痛が起きてしまいます。命に関わる病気を発症していることもありますので直ちに医療機関からの診断を受ける必要があります。脳の検査方法はMRIを使用して行われることが多く、血管の疾患であれば早期に発見することが可能です。
主な治療方法
片頭痛の治療法は、薬物療法によって行われます。市販の頭痛薬の他、医師が処方する治療薬が有効です。この頭痛に効果的な薬として、トリプタン製剤が良く処方されます。頭痛が酷いため薬が服用できない場合には、注射や鼻からの注入により薬を体内に作用させます。頭痛が酷くなる前の早めの頭痛薬の服用により、効果を十分に発揮することができます。
片頭痛の初診に適した診療科目