悪性外耳道炎アクセイガイジドウエン

悪性外耳道炎はどんな病気?
悪性外耳道炎(あくせいがいじどうえん)についてです。緑膿菌(りょくのうきん)による外耳道感染症のひとつです。壊死性変化(えしせいへんか)の強い炎症で様々な脳神経症状を起こし、難治性で予後は不良です。原因は糖尿病を起因とする虚血性変化などが考えられています。症状として耳痛(じつう)、耳だれ、外耳道の腫脹、難聴、顔面神経麻痺、さらに脳神経症状が加わります。


悪性外耳道炎の症状
悪性外耳道炎の症状とましては、特有の激しい耳痛や、黄緑色膿性の耳漏、外耳道に再発性肉芽があります。外耳から中耳に及べば難聴が現れます。また側頭骨の顔面神経管に及んでくると顔面神経の麻痺も出現してきます。更には頭蓋の底部まで及ぶといろいろな脳神経の病状が加わってきます。骨、軟骨、肉芽、更には周囲組織の頭蓋底側頭骨などの骨髄炎や静脈球の血栓、髄膜炎まで併発する場合もあります。

悪性外耳道炎の原因
悪性外耳道炎とは、免疫が弱った状態で細菌によって外耳道が炎症を起してしまい、壊死してしまうような外耳道炎のことをいいます。この原因としては、多くが糖尿病の悪化によって外耳道の血管が壊死してしまいそこに細菌が繁殖して重度の炎症を起し、炎症部分が壊死してしまうからなのです。そのため糖尿病のコントロールを徹底して行なう必要があります。

悪性外耳道炎の検査と診断
悪性外耳道炎の検査方法は、問診と視診、耳漏の細菌学的検査があります。問診では、耳の痛みの程度や、患者がこの疾患に感染しやすくなることが知られている、糖尿病の疾患を持っていないかを確認します。膿性耳漏や外耳道に肉芽を確認した場合は、耳漏の検査を行います。耳漏の検査で緑膿菌の存在を確認したら、この疾患であると特定できます。

悪性外耳道炎の治療方法
悪性外耳道炎の治療法は、原則入院治療です。基本的治療は、耳浴ですが、ほとんどの患者さんは基礎疾患である糖尿病や全身の状態を把握し、血糖値を正常化になるようにします。抗生剤などの点滴を全身に投与したり、外耳道の壊疽組織の除去などの処置を中心にします。症状が悪化した場合は、壊疽組織を徹底的に掃除するための手術が必要となります。

悪性外耳道炎の初診に適した診療科目

悪性外耳道炎の専門外来

悪性外耳道炎に関する書籍はこちら


この病気についてのコメントなどございましたら、よろしくお願いします

このページの先頭へ