シアン中毒シアンチュウドク

シアン中毒はどんな病気?
シアン中毒は、青酸化合物が、口や皮膚や空気などから体内に入り、細胞の呼吸を妨げて、その活動を停止させる中毒のことです。今でも毒性のある青酸化合物は、工業的に使われており、これが、工業的でなく、自殺や他殺などに使われることで中毒になることになります。青酸化合物は、全身の臓器が急激に損なわれ、特に脳のダメージが大きくなります。治療法としては、とにかく、排泄することです。


シアン中毒の症状
シアン中毒の症状の現れ方は急激で、シアンが体内に入ってすぐにもしくは数分以内に状態の変化が出てきます。軽症の場合は、頭痛、めまい、嘔吐の他に、顔面紅潮、頻脈、呼吸促進、代謝性アシドーシスなどが起こります。重症の場合は、さらに呼吸困難、血圧低下、心房細動、けいれん、肺水腫、意識喪失などが起こり、やがて呼吸停止、心停止につながります。

シアン中毒の原因
シアン中毒の原因とは、まず口からシアンが入る事により引き起こされます。シアンは自殺や他殺にも使用される大変恐ろしい毒物です。それらを飲み物に混入して飲んでしまう事により発生します。これは少しの量でも毒性は強く、他殺にも利用される事が多くあります。そしてこの中毒患者を助ける為に集まった周囲の人間も、患者の吐く息により中毒を引き起こす場合があります。

シアン中毒の検査と診断
シアン中毒の検査方法は、呼吸困難など重症な場合は、中毒原因物質のシアンを特定することが確実な方法です。経口摂取の場合は、胃の内容物や嘔吐物の中にシアンが無いか調べる必要があります。また、症状である呼気のアーモンド臭などが診断の手掛かりとなることもあります。容体が落ち着いたり、対処方法がはっきりしていて詳細な検査がしたい場合は、血液検査で、血中シアン化物濃度高値と乳酸代謝性アシドーシスを確認します。

シアン中毒の治療方法
シアン中毒はシアン化合物を経口、経皮、経気道から体内に入り込み細胞の呼吸を停止させることにより引き起こされる中毒です。治療法は、軽症であれば速やかに酸素の投与行い、炭酸水素ナトリウムによるアシドーシスの補正を行います。重症の場合は心肺蘇生、呼吸管理が必要です。特異的な治療としては、亜硝酸ナトリウムとチオ硫酸ナトリウムの投与によって尿中に排泄させます。

シアン中毒の初診に適した診療科目

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