単極性うつ病

初診に適した診療科目

単極性うつ病はどんな病気?

単極性うつ病は最も一般的にイメージされるうつ病です。単にうつ病と言った場合にはこの病気のことを指します。その症状は気分の落ち込み、憂鬱、食欲の低下、気力や集中力、思考力の低下、不安や焦燥感といった精神症状のほか、頭痛やめまいなどの身体症状も伴います。単極性と呼ばれる所以は、躁状態を伴う双極性うつ病との対比によるものです。

主な症状

単極性うつ病の症状としては主に死にたい気持ちになるということが挙げられます。また何を食べてもおいしくない、または味を感じない、食べる事が億劫になる、気分がしずむ、何かあったわけでもないのに涙が出てくる、消極的な考え方しかできなくなる、希望を感じない、眠りにつきにくい、眠った気がしない、身体が重い、全身の倦怠感が続く、朝ふとんから起き上がるのに相当な気力を要するなど、様々なことがあります。

主な原因

単極性うつ病にかかる原因は、ひとつではありません。外因性のうつ病では脳に衝撃を受けた際に起こりますし、心因性の場合には患者元来の性質や、生真面目で几帳面な性格、生まれ育った家庭環境が影響をしてくることもあります。何に対しても真剣に完璧にやり遂げたいと思う人がかかることが多く、生き過ぎた几帳面さや完璧主義さが理由となってしまうこともあります。

主な検査と診断

単極性うつ病を診断するための方法は複数存在しています。Beck(ベック)うつ病調査表、SDS(自己評価うつ病スケール)などの自記式尺度もありますが、現在最も広く用いられている検査方法はHamilton(ハミルトン)のうつ病評価尺度(HAM-D)です。確定的な診断には米国精神医学会の診断基準DSM-IVが採用されています。

主な治療方法

単極性うつ病とは、躁状態がいっさいあらわれずに鬱の状態だけがあらわれるうつ病のことです。特に悲しいことがあったわけでもないのにとてつもなく悲しい辛い気分になり沈んでしまう症状がでます。涙が出てきて止まらなくなったりもします。治療法は、長期的な休みをとることです。病院でカウンセリングをうけることも大切です。薬を服用する場合もあります。