小児まひ ショウニマニ

初診に適した診療科目

小児まひはどんな病気?

小児まひとは、小児期に起こるもので、あとに四肢などの運動障害を残す病気です。また、急性灰白髄炎と呼ばれることも多く、ポリオウイルスにより発症するウイルス感染症です。このポリオウイルスが原因で、脊髄の灰白質が炎症を起こし、その後に約1パーセント以下の確率で麻痺を起こします。またこの病気は、5歳以下の小児に多く、夏から秋にかけて発生することが多いです。

主な症状

小児まひの症状としては、主に発熱、頭痛、倦怠感、下痢や嘔吐などが挙げられます。異変が出るまでの潜伏期間が一週間から二週間あり、その後発症してしまうと三、四日苦しむことになります。そして時々横隔膜神経の異常をきたしてしまうことがあり、呼吸不全になってしまう可能性や、終生麻痺が起こってしまう可能性もある恐ろしい病気なのです。

主な原因

小児麻痺はいわゆる症候群(シンドローム)であるため要因は様々なものがあります。その中でも主な小児まひのげんいんとされているものはいくつかあります。それが次のようなものです。出産前や出生時に脳に外傷的にキズがついてしまい、それが要因となって脳の機能に障害が引き起こされる場合があります、また脳に小児期に進行性の病変を起こしてしまいそれが原因となるケースもあります。

主な検査と診断

小児まひの検査方法は、原因となる既往歴の確認から始まります。新生児仮死になったことの有無、低体重での出生だったか、黄疸の有無の確認です。そして症状の特徴の確認をします。例えば100日過ぎても首が据わらない8ヶ月たってもハイハイしない、誕生日がきても歩こうとしない4ヶ月過ぎても物をつかまない、筋肉がぐにゃぐにゃしている、食べたり飲んだりするのが困難などに当てはまるかを検査します。

主な治療方法

小児まひの治療法は、リハビリや、電気療法、運動療法、そして、マッサージがあります。また場合によっては手術とされていますが、どれもが或る程度の改善、回復は見込まれるけれど、特異的な改善策は無く、麻痺は生涯、残って付き合っていかなければならないものです。中には、西洋医学的治療とは別に、気功であったり、東洋医学的治療が効果をあげている例もあります。