セレウス菌食中毒セレウスキンショクチュウドク

セレウス菌食中毒はどんな病気?
セレウス菌食中毒は、土壌やほこり、野菜などの自然界に広く存在しているセレウス菌が食物を腐敗させてその食物を摂取することによって引き起こされる食中毒です。セレウス菌は加熱にも強く、消毒用のアルコールでも死滅しないという特徴があります。この菌によって発症する食中毒は嘔吐性のものと下痢性のものに分けられ、いずれもが嘔気、嘔吐、下痢、腹痛を伴います。


セレウス菌食中毒の症状
セレウス菌食中毒には、嘔吐型と下痢型があります。嘔吐型は数時間の潜伏期間ののち、悪心と嘔吐が起こります。一方下痢型の食中毒では、数時間から十数時間という、嘔吐型よりも長い潜伏期間ののち、腹痛や下痢といった症状が起こります。一般的には嘔吐型、下痢型ともに軽症ですが、免疫力の低下した易感染者では、kン血症や髄膜炎などに発展し、重症化することがあります。

セレウス菌食中毒の原因
セレウス菌食中毒の原因は、セレウス菌の感染によって引き起こされるものです。セレウス菌は普段は植物の種子のような形をしています。そのため、この状態のセレウス菌は熱に強く、調理過程での過熱にも耐性を持ちます。主に農作物の原料を感染源とし、米や小麦などを媒介として人間が感染します。その結果、セレウス菌による食中毒を起こすことになります。

セレウス菌食中毒の検査と診断
セレウス菌食中毒の検査方法は、感染原因となる食品や便の検査によって行われます。中毒の原因であると考えられる食品を検査し、そこから多数のウエルシュ菌が検出されたならば、この病気の疑いが高いです。また、患者の便からウエルシュ菌や、あるいは菌が産出しているエンテロトキシンを検出することができれば、病気の特定が可能になります。

セレウス菌食中毒の治療方法
セレウス菌食中毒には嘔吐型と下痢型とがありますが、いずれも短時間で回復するという特徴があります。そのため、治療法としては主に、下痢や嘔吐に対する水分ほきゅなどの対症療法が行われます。セレウス菌はペニシリナーゼという酵素を産生し、ペニシリン系薬、セフェム系薬に対して耐性を持ちます。そのため、抗菌剤を投与する場合には、これら以外の作用系の抗菌薬を使用する必要があります。

セレウス菌食中毒の初診に適した診療科目

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