化膿性脊椎炎カノウセイセキツイエン

化膿性脊椎炎はどんな病気?
化膿性脊椎炎は、細菌が血流に乗り脊椎を化膿させてしまう病気です。中年の世代に多く見られますが、様々な要因で免疫機能が低下している高齢者でも見られることがあります。
症状としては、急性の場合、腰や背中のかなり強い痛み、高熱があります。
慢性的な症状の場合は、急性に比べて痛みは少なく、熱も高くはなりません。しかし、その部位を押すと痛みます。

化膿性脊椎炎の症状
化膿性脊椎炎は、急性と慢性で、やや異なる症状が現れます。急性では、腰背部の激痛や高熱を生じますが、慢性では、疼痛も軽く、微熱を伴う程度です。
また、重度の場合、脊椎がつぶれた状態であったり、脊髄の周囲に膿がたまりすぎたことに伴う下肢のしびれや麻痺などの神経根障害も出現します。
これは、上記に示した原因によって、脊髄麻痺が出現しているためです。

化膿性脊椎炎の原因
化膿性脊椎炎の原因は、脊椎内に細菌が感染することによって起こるものです。血液やリンパ液によって脊椎に黄色ブドウ球菌や緑膿菌などのような細菌が運ばれると、脊椎に細菌が感染する要因になります。
また、脊椎周辺の臓器からの各種の細菌の感染もまた考えられます。
カテーテルや注射器の使用を媒介として、脊椎に細菌が感染する場合があります。

化膿性脊椎炎の検査と診断
化膿性脊椎炎を診断していくための検査方法で、最初に単純X線写真をおこなっていきます。
この検査では、椎間板の隙間がせまくなっているかどうかなどを検査していきます。
つぎにMRIによる検査で、うみの有無などを調べます。血液検査もおこない、白血球の増加やCRPの値を確認して、診断していきます。

化膿性脊椎炎の治療方法
化膿性脊椎炎の治療法は、安静と抗生物質の投与による保存的治療が基本的な治療となります。
患部の安静の為に、ギプスベッドに寝たり、抗生物質を点滴で使用したりします。
抗生物質の点滴は約3週間、2~3ヵ月は内服を継続します。高気圧酸素療法も有効です。
しかし、保存的治療の効果がみられない時、膿が神経を圧迫し麻痺が起きた場合、脊椎が変形場合には、手術的治療が必要となります。

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