sle エスエルイー

初診に適した診療科目

sleはどんな病気?

sleは全身性エリテマトーデスと呼ばれる病気です。これは自己免疫疾患の一つですので、身体の抵抗力が低くなってしまうことが特徴に挙げられます。その結果、内臓面での免疫力も後退し関節の痛みが伴うようになり、主に鼻の周りに紅斑が現れるようになるのです。こうした様々な症状が出る病気ですが、特に若い女性に発症する病気になっていますのでそうした年齢層の方は注意が必要になります。

主な症状

sle(全身性エリテマトーデス:Systemic Lupus Erythematosus)の症状は主に、頬から鼻にかけて紅斑が目立ち、発熱や軽い疲労感が伴います。本症の影響か、無痛の口内炎がよく現れますが通常の口内炎とは判別が難しいものです。人によっては内臓や精神に影響をもたらすこともあります(関節リウマチに似た関節炎が起こる、多発性筋炎を疑う筋炎、うつ病などの精神疾患など)。

主な原因

sleの原因は、完全にはまだよくわかっていません。一般的には月経がある女性にこうした病気がよく発症しているとされていて、10人中9人は女性であるということが判明しているのです。女性特有の病気として有名ですから、発症の理由はそこにあるということで推測されています。特に若い女性における発症が多いことで、ホルモンが影響を与えているのではないかとも言われています。

主な検査と診断

sleの検査方法は、症状のいかんによっては、多くなることが考えられます。なぜなら、まずは抗体検査に始まり、それから一般的な血液検査、生化学的な血液検査、尿検査、心電図や超音波検査等の心臓について行う検査、脳波測定やCT検査等の神経系について行う検査、腎生検等の腎臓について行う検査等があるためです。特に子供の場合、症状の問題で腎臓を検査すると高確率で診断されます。

主な治療方法

sle(全身性エリテマトーデス)に罹った場合における治療法には、非ステロイド系消炎鎮痛剤が発熱や関節炎に対して用いられます。この薬は長期投与すると腎障害などを起こすこともあります。ステロイド剤の投与は、免疫異常を治すのに用いられ、症状の具合により投与の量を決めます。ステロイド剤に対する重篤な副作用が出る場合には、免疫抑制剤を投与することがあります。