胆嚢

初診に適した診療科目

胆嚢はどんな病気?

胆嚢は体の右上腹部、肝臓と十二指腸をつなぐ胆管の途中にある袋状の臓器で形は洋ナシ型とかなすび形とかいわれています。この袋には肝臓から分泌された胆汁が貯められるのです。食事をした後、この袋が縮むことによって、胆汁が胆管を通って十二指腸ン流れ出て、消化を助ける仕組みになっているのです。特に脂っこい食事を多く取った時には胆汁は多く出ます。

主な症状

発作的にくる痛み(疝痛)が一番の症状です。以前何もなかったのが、油ものを食べすぎ急に痛みを起こしますが、前もって右上腹部に何となく不快感や胃が張ったり、胸やけや軽い痛みがあった後に疝痛が起こります。軽いと、5~10分で痛みは薄れるが、数時間、数日間も続くことがあります。この痛みは、胆道が炎症のために詰まったり、胆石がはまりこみ、胆汁が通過しにくく、胆嚢がこれを通過しようと収縮するため起こるのです。

主な原因

胆嚢の病気の原因の多くは、胆石(胆汁の成分が結晶化したもの)です。胆石は、脂肪分やコレステロールの多い食事を取り続けたり、体質によって胆汁の成分のバランスが崩れると、できます。急性の炎症の場合、胆石がこの臓器の出口につまることで胆汁がこの臓器内にたまってふくれ上がり、この臓器の内側が傷つき、細菌感染を起こします。胆菅炎も、滞った胆汁で細菌感染を起こしたり、胆汁が肝臓へと逆流するために起こります。

主な検査と診断

胆嚢の検査方法は、まずは問診によって判明することが多いとされています。腹部における鋭い痛みによって、これが判明するのです。そしてもうひとつは人間ドックで、腹部の超音波検査をするような病院の場合に、腹部に対しての検査を実施することによって発見する場合があります。またCTや血液検査でも異常がでることがあり、その場合にもこの病気が発覚することになるのです。

主な治療方法

胆嚢ポリープの治療法は、良性のもので5ミリ以下の小さいものなら基本的には特別治療はしません。5ミリ前後になれば、定期的に経過を見て、約10ミリになったらガン化の兆候を調べ精密検査の結果、ガンの可能性があるならば、胆のう摘出術で胆のうの摘出を行います。胆のうの大きさが10mmを超えるポリープの約4分の1にガンが認められています。