結核

初診に適した診療科目

結核はどんな病気?

結核とは伝染性のある病気です。これは菌によるもので、感染すると肺に症状があらわれます。激しく何度も咳き込みます。そして患者の唾液には菌が含まれている為にそれを吸い込む事で感染してしまうのです。この病気は昔は不治の病でしたが、今では治療が可能な病気です。病状が悪化しますと、咳き込んだ時に血を吐いてしまう事もある大変危険な病です。

主な症状

結核とは細菌に感染することによって引き起こされる病気で、その症状にはつぎのようなものがあります。感染当初は、全身の倦怠感、食欲不振、体重減少、微熱が長期間にわたって続く、就寝中に大量の汗をかくといった状態になります。せきやたんが疾患の進行によってひどくなってきて、時には血の混じったたんが出る場合もあります。重篤な状態になる場合もあるので危険な病気です。

主な原因

世間的にも良く知られている結核ですが、菌が感染することによってなるのが主な原因です。菌の長さは、1から4ミクロンくらいの間で、幅は0.3から0.6ミクロンぐらいの間です。棒状の菌です。紫外線に弱い菌なので感染予防として細菌灯が使用されます。危険因子を持つ人の種類は幅広く、だれでも引き起こす可能性があるので注意が必要です。

主な検査と診断

結核の検査方法はいくつかあります。感染を調べる検査はツベルクリン反応検査やQFT検査があり、QFT検査は通常の抗酸菌には反応せず、M.tuberculosisに特異的に反応するのが特徴です。発症を調べるときは胸部X線検査があり、病巣が白く写ります。またX線だけでわからないときはCT検査も行います。菌を検出する検査は喀痰を扱い、大きく分けて塗抹検査、培養検査、遺伝子検査の3つがあります。

主な治療方法

結核の治療法には数種類の薬を数ヶ月のみ続ける必要があります 。初期治療に成功すれば約1年で治療を終了することができます。ところが初期治療をしっかりしないと、薬に抵抗する菌ができてしまい、治療はとても難しくなります。ですので、抵抗してしまう菌ができないよう数種類の薬を組合わせて、菌に集中攻撃をすることが大切になってきます。