充血

初診に適した診療科目

充血はどんな病気?

臓器や局所の組織を流れる血液の量が多くなっている状態を充血と言います。これは動脈が拡張し、細動脈や毛細血管内の血液が増加することによるもので、運動などによる組織の機能亢進や、興奮や恥ずかしいといった感情的なものが原因となります。このようなものは大抵一時的で、病的なものではありませんが、病変であった場合は急性炎症がもっとも重要になります。うっ血とは違うものなので、はっきり区別されなければなりません。

主な症状

充血の症状は結膜部分の血液の量が増加して血管が太くなり白目の部分が赤くなります。目が疲れていたり衝撃で目の部分をぶつけたときなど赤くなることがあり血管が見えることがあります。また寝不足のときにも血液を通る管が拡大して目玉の周辺が赤くなることがありますから睡眠時間が不足しがちなときは朝起きたときに目をこするとさらに血管が拡大します。

主な原因

充血の原因は多数あります。異物排除の炎症反応として起こったり、目を酷使することによる眼精疲労を回復するために、目に酸素や栄養を運ぼうとして血流量が増えて血管が膨らむことによって起こります。また、コンタクトレンズの長時間にわたる使用た、目にゴミや虫が入った時、プールで泳いだ時の消毒用塩素による刺激、目を強くこすった時、アルコールにより血流量が増えた時にも起こります。

主な検査と診断

充血の検査方法とは、その症状が軽いものなのか、又は重いものなのかを医師の目で診察します。あとはいつから何故このような状態になったのかを問診します。アレルギーやめばちこによる炎症なら痛みや痒みがあります。そして頭部を強く打ち付けた場合にも酷く内出血を起こす事があります。そのような場合は脳の異常を疑います。CTやMRIを使用して脳に異常がないのかを調べます。

主な治療方法

充血の治療法については、主に目薬を使用した方法があります。これは血管を収縮をさせ治すものですが、一時的なものであり、再び症状が出てしまったり、完全には治っていない場合がほとんどです。そこで内側から治療していく方法が良いとされています。ビタミンB2を摂取するという方法です。ビタミンB2には眼の働きを正常にする効果があります。