電気性眼炎

初診に適した診療科目

電気性眼炎はどんな病気?

電気性眼炎は、紫外線によって起こる表層角膜炎です。紫外線の強い海やスキー場、又は溶接作業等で紫外線の出る器具や器械付近での仕事といった角膜が長い時間、紫外線を目に浴びた結果起こるのです。紫外線を浴びてから数時間後に発症するので、殆んどが夜中に激しい眼の痛みと流涙が起こります。点眼治療で、数日で治癒することが多い疾患です。

主な症状

電気性眼炎の症状は、紫外線を浴びたあと半日から1日後に、夜中にがまんできないくらいの激しい痛みと流涙が起こります。これは目が開けられないほどです。このとき角膜には小さな傷ができており、結膜の充血も見受けられます。眼がごろごろするときもあり、ものが見えにくくなることもあります。この状態は通常は2~3日で自然に治まります。また後遺症も残りません。

主な原因

電気性眼炎の原因は、紫外線による表層角膜の炎症です。労働の現場で、殺菌灯を使用したり、あるいは溶接作業などの紫外線が出る機材を使っての作業を行う場合に、目に過度な紫外線を浴びることがあります。そのような環境で眼の表層角膜が強い紫外線に晒された結果、表層角膜が炎症を起こします。サングラスなどの紫外線の予防対策が十分でない場合に発症します。

主な検査と診断

電気性眼炎の検査方法では、細隙灯顕微鏡で斜めから角膜を照らすことで、角膜表面の乱れや、角膜表面の薄い混濁が観察されます。結末は充血して赤くなっていることも認められます。また、十分な診察と検査をしたうえで、コンタクトレンズによる障害やドライアイによる角膜の傷、薬物・薬液の飛入など、他の原因や病気と鑑別することが必要です。

主な治療方法

電気性眼炎とは紫外線によって表層角膜炎が起きる病気で治療法は、点眼や眼軟膏や抗菌薬を眼に入れ、眼帯や冷湿布を行い治療します。長くても数日で治ります。紫外線の強い場所や多い場所などで角膜が長時間紫外線に当たることが原因となります。夜に激しい眼の痛みが起きたり、眼が開けられなくったり、涙が止まらないなどの症状がみられます。角膜の表面の状態や問診などで診断をします。