地図状舌 チズジョウゼツ

初診に適した診療科目

地図状舌はどんな病気?

地図状舌とは下のところどころに薄い赤色や白色の地図のような模様ができる症状で、特に女性や子どもに多くみられます。
日によって模様が変化したり、少ししみる程度で痛みをあまり感じる事もないので自覚症状がほとんどないのも特徴です。
原因はよくわかっていませんが、ストレスやビタミンB群の不足が関係しているのではないかと考えられています。

主な症状

地図状舌の症状はほとんどなく、例えあっても舌が少ししみる程度のものです。
ですが見た目には現れやすく、最初は舌の一部分に円形で、中央が赤く周りが白い斑ができます。
それが次第に大きくなり、いくつもの斑ができて地図のような模様になります。
この模様は日に日に変化していき、数週間で消えてしまう場合もあれば、数ヶ月から数年にわたって続く場合もあります。

主な原因

小児や若い女性に多いとされます地図状舌。外傷性および炎症性疾患群に分類されており、組織学的には好中球やリンパ球浸潤によりその多くが破壊され消失し、溝状舌と合併して発症する事が多いです。
そのためこの症状の原因は、微生物による刺激や神経性障害、自律神経失調症、ビタミンB欠乏症などと様々なものが考えられていますが、根本的には不明とされています。

主な検査と診断

地図状舌は、舌に地図状の斑紋を生じる疾患であるから、患者自らが舌を確認することで容易に発見することが可能です。
この疾患の検査方法としては、医師に舌部を検診してもらい、疾患部分が痛んだり、しみることがないかを確認して様子をみることです。
この疾患の検査は、医師に舌の状態・様子を確認してもらうといったものぐらいしかありません。

主な治療方法

地図状舌の治療法は西洋医学的には確立していませんし、漢方でもあまり効果のある薬はないといわれています。
自覚症状が無い場合は、特に治療の必要はありませんが、食べ物がしみるなどの症状がある場合は、歯科医師の診察がお勧めです。
歯科医師では、アフタゾロン口腔用軟膏などを用いて治療することが多いですが、ビタミンBの投与やうがいの慣行で症状が改善することもあります。