舌痛症

初診に適した診療科目

舌痛症はどんな病気?

舌痛症とは、その名の通り舌が痛いと感じる病気です。40代以上の女性に圧倒的に多く、男性はあまりかからないといわれています。
症状としては、昼間起きているときに舌の表面がヒリヒリするというものです。
食事中は気にならないことが多く、味覚にも変化はありませんが、食べた後や談話の後に痛みが増す傾向にあります。原因はストレスが多いといわれています。

主な症状

舌痛症の症状は、舌の組織に問題が無いにも関わらず、慢性的に舌に痛みや痺れなどを感じるものです。
また、傷む箇所についても、移動するという特徴があります。この病状は、特に女性に多く見られるものです。実際に舌には異常が見られないため、たとえ本人が痛みや違和感を訴えていたとしても、この病気を適切に診断されないケースがあります。

主な原因

舌痛症の原因は、心因性による痛みの錯覚です。精神的にストレスを感じていたり、なにかのきっかけで舌の痛みにとらわれてしまうことによって、痛みを感じると錯覚する事が要因となります。
実際に舌組織に痛みの元となる要因がないにもかかわらず、舌の状態を気にするあまりに舌が痛みを発しているという考えに執着してしまうと、この痛みを呼び起こします。

主な検査と診断

舌痛症の検査方法については症状が該当していくか確認する方法があります。
具体的にはひりひりとしたようなしびれる感じが長期間に渡って(数週間から半年以上)起きている事があげられます。歯や舌を確認してもしびれの原因になるような腫脹の症状が見られないことや、熱中していたりすると感じなく、リラックスした状態の時などに気になってしまう等があげられます。

主な治療方法

舌痛症の治療法は歯の治療を行い噛み合わせを正して舌にストレスがかからないようにします。
噛み合わせを直しても治らない場合は精神的な原因が考えられるので、薬による治療が始まり、精神的ストレスを取り除いていきます。
精神的ストレスを取り除くためには抗鬱剤を用いることが多く、精神的ストレスがなくなると痛みも自然になくなっていきます。