急性じんま疹 キュウセイジンマシン

初診に適した診療科目

急性じんま疹はどんな病気?

食物アレルギーによるじんましんで浮腫やかゆみの症状が出た場合、その多くは2~3時間で消えます。一度消えてからまた浮腫が出るといった症状が現れることもありますが、その場合も数時間でまた消えるケースがほとんどになります。こうした、数時間で消えるものから、長くても4週間を境に、期間が短い間に消えるものを急性じんま疹と呼びます。

主な症状

急性じんま疹の症状は、何の前触れもなく、突然全身または身体の一部分に、赤い発疹が現れるのが特徴的です。これは、痒みも伴う場合が多く、赤く腫れ上がることもあります。この発疹は、しばらくすれば何事もなかったかのように消失することが多いですが、じんま疹を繰り返すようであれば、じんま疹の原因を探し、除去しなければ、症状は重症化してしまうので、注意が必要です。

主な原因

急性じんま疹の原因は1つではありません。急性じんま疹が出た時のその人の体調などが大きく関わってきます。同じことをしても出るときと出ないときとがあったりします。原因としては、寒い外から暖かい部屋の中に入ったとき、疲れがたまっているとき、風邪などで体調の悪いとき、特定の食べ物を食べたとき、特に生魚やあくの強いものは出やすいです。

主な検査と診断

急性じんま疹の検査方法は、まず即時型アレルギー反応の疑いがある場合、血液検査にてアレルギー物質の特定や皮膚に直接接触させる方法が行われます。また、食品や薬剤など、疑いのある原因物質を少量摂取してじんましんの有無を調べる誘発テストが用いられる場合もあります。ストレスや疲れなど、目に見えない原因が作用している可能性もあり、これらの検査で特定できないことも多くあります。

主な治療方法

急性じんま疹の治療法に関して、早めにステロイド剤の注射や点滴が効果的です。発熱がある場合は、抗生物質を含んだ治療を行います。日常生活で禁止する点に関して、熱めのお風呂に入ったり、カレーやキムチなどの体の温まる食べ物は食べない事です。急性じんま疹によるかゆみが強い場合は、ステロイド系統の軟膏を患部に塗る治療を行っていく事です。