アトピー性疾患 アトピーセイシッカン

初診に適した診療科目

アトピー性疾患はどんな病気?

アトピー性疾患による皮膚症状には痒みや皮疹などがあり、増悪と寛解を繰り返します。特に小児では目周辺の痒みにより目を掻く・叩くなどをすることで網膜剥離や白内障を併発することもあります。治療としては外用のステロイド剤や免疫抑制剤のタクロリムス、抗アレルギー剤の内服、症状によっては保湿剤などが使用されます。また、ステロイド剤は重症度や年齢を考慮して強さを変える必要があります。

主な症状

アトピー性疾患の症状は肌がとても乾燥してくることから始まります。普段の生活の中で知らず知らずのうちにかいてしまいます。日中は我慢できても睡眠中にかきむしってひどくなることが殆どです。関節や汗がたまりやすい箇所が赤くなってどんどん痒みが増してきます。かきむしることでまた痒みが増してくるのでとても辛く、夜に眠れなくなる方もいます。

主な原因

アトピー性疾患は、免疫力の暴走で、様々な物質に対してアレルギー反応を起こしやすくなっていることが原因で起こります。衣服の線維が皮膚に摩擦を起こすことで発症したり、発汗や湿度の高い場所にいることが誘因になったりと、発症原因は多岐にわたります。強いストレスを受けている時はアレルギー反応が過敏になる傾向があるので、ストレスもアトピー性疾患が酷くなる原因となります。

主な検査と診断

アトピー性疾患の検査方法はさまざまありますが、一般的に血液検査を行います。血液検査により、リンパ球の数やアレルギー抗体、好酸数の値や反応を調べる事により判断します。また、アトピーの種類によっては、皮膚検査や径口負荷検査などの方法もあります。細かな検査結果により、患者さんに一番適した治療方法を見つける事が出来ます。アトピー症状が出たら、まず原因を調べてもらう事が必要になります。

主な治療方法

アトピー性疾患の治療法は、白色ワセリン、保湿剤、ステロイド軟膏などを用いたものがあります。白色ワセリン、保湿剤は肌のかさつきを抑えるために役立ち、ステロイド軟膏は炎症を抑えるために使用します。内服薬で対処する場合は、免疫抑制剤、プロトピックが効果的なケースが多いです。ただし副作用の可能性があるため、適度な使用を心がける必要があります。