潰瘍性舌炎 カイヨウセイゼツエン

初診に適した診療科目

潰瘍性舌炎はどんな病気?

基本的に舌に炎症が起きている状態を舌炎といいますが、口でも口腔粘膜に出来た場合は口内炎となります。その他にもさまざま類似の症状はみられますが、潰瘍をもつ潰瘍性舌炎といわれます。潰瘍とは壊死になった組織が融解したり又は?離した後に、表面にできた組織欠損部を潰瘍と言われ、極めて欠損部が浅いものは糜爛といわれます。また潰瘍は身体の至る場所に出来ることもあります。

主な症状

潰瘍性舌炎の外観的な症状としては、舌に潰瘍が形成されて炎症が現われることが挙げられます。潰瘍性舌炎が発症すると、軽い痛みを訴えることがありますが、ひどい場合には、潰瘍による刺すような痛みが起こる場合もあります。また、飲食時に酸味や辛みのような刺激によって痛みが激しくなることも症状として挙げられます。潰瘍による痛みによって、滑舌が悪くなることもあるので注意が必要です。

主な原因

潰瘍性舌炎は舌に潰瘍ができるものであり、この原因は虫歯の慢性的な刺激によっておこる場合や口内で舌を歯に擦り付けるなどして慢性的に刺激を与えることによっておこるのです。そのため口の中の虫歯などの刺激物を取り除くことによって予防できるのです。また治療法としては副腎ホルモンを含んだ軟膏で治療効果がかなり上がることが知られているのです。

主な検査と診断

潰瘍性舌炎が起こる原因を突き止める検査方法としては目で見て症状の広がり方を確認するという方法が一般的です。殆どのケースでは目で見るだけで潰瘍性舌炎が確定できます。しかし、この方法による検査では確定できない要素がある場合には、別途組織検査や血液検査を行うことになり、結果が出るまでには一週間ほどかかってしまうケースもあります。

主な治療方法

潰瘍性舌炎は、主に副腎皮質ホルモンを含んだステロイド軟膏を炎症のある部分に塗る治療法が行われます。また原因も様々であるため、その原因に合った対症療法が行われます。炎症が高度な場合は、さらに抗生物質の服用が必要となります。真菌が感染することもあるため、口腔内を清潔にすることも重要で、うがいなどの習慣を身につけることも大切です。