周期性浮腫

初診に適した診療科目

周期性浮腫はどんな病気?

周期性浮腫は、立ち仕事をする女性に多く見られる病気で、手足や顔、腹部に浮腫が起こります。朝には症状が治まっており、夕方になると顕著になるのが特徴で、朝夕の体重差が1.4キロ以上になる事もあります。検査等をして特別な原因がない場合に、周期性浮腫と診断されます。塩分を多く摂取すると体が水分をため込みやすくなるので、塩分を控えたり、立っている時間を短くすることで症状の改善が期待されます。

主な症状

浮腫は(ふしゅ)と読み、一般的にはむくみ、などと呼ばれているものです。周期性浮腫とは、特別な理由がないのに浮腫が起こる、女性に多い病気です。この症状には、立ったままでいると夕方に浮腫が現れ、朝夕の体重差が1.4キロ以上になる、といった特異的なものがあります。これらの症状は再び朝になるとよくなり、夕方に悪くなるという周期的な生活リズムに合わせて起こるのが特徴です。

主な原因

主な周期性浮腫の原因としては、毛細血管の透過性の異常や、自律神経の異常などがあります。特に、この浮腫の場合は、特定の部位の炎症やリンパの滞りなどの要因によって起こる事が多く、病変のある部分に浮腫を発症するのが特徴です。そして、心疾患、腎臓病、肝疾患などの疾患もこの浮腫の引き金となり、これらの疾患の影響で特発的に浮腫を引き起こすこともあるのです。

主な検査と診断

突発性浮腫とも呼ばれる周期性浮腫の検査方法は、水やナトリウムを摂取した際に臥位に比べて立位の際の排泄が減っているかどうかを調べます。減っていれば、その可能性が疑われます。また、その際に、習慣性の嘔吐がないか、利尿薬や下剤を使っていないかも確認します。加えて、立ったままの姿勢での時間の長さや朝と夕方の体重差を調べることでも、診断が付きます。

主な治療方法

周期性浮腫の場合、治療法として薬を使った治療が行われる事が一般的です。この治療には、むくみをとるのに使われる利尿薬を使用します。これは、血液中にある余分や塩分を、尿によって排出させる効果があり、浮腫を取るのに効果的です。この薬は基本的に朝や昼などに使う事が多く、夜に服用すると睡眠中にトイレに行きたくなってしまうので注意が必要です。