アナフィラキシーショックはどんな病気?
初期症状としては、めまい、動悸、耳鳴り、冷や汗などがあります。症状が進むと、血圧低下、意識消失、最悪の場合死に至ります。
原因としては、ハチ刺傷による毒や薬物中毒、アレルギー物質です。
初期症状から1~2時間で危険な状態に陥る可能性が高いので、速やかに医療機関での治療が必要です。
主な症状
アナフィラキシーショックの症状は、全身に蕁麻疹が表れたり、喘息やショックなどを起こすものです。体全体の皮膚に赤い発疹が表れ、かゆみを伴うことが多いです。また、喉の腫れや喘息、腹痛、さらには嘔吐や下痢などの病状が表れることもあります。
血圧低下などを招いて、重症の場合には強いショックの病状を起こし、やがて死に至ることもあります。
主な原因
アナフィラキシーショックは、体内に以前侵入したことがある異物を抗体が排除しようとして、過敏に反応しすぎたことが原因となって、極度のショック状態に陥ることをいいます。ハチ毒、ヘビ毒、食物、ペニシリン系の抗生物質、ピリン系薬剤などによって起こります。
食物だと鶏卵、乳製品、小麦、そば、ピーナッツなどがあげられます。
アレルギー反応の極限状態ですので、アレルギー体質の方は最も注意が必要とされます。
主な検査と診断
アナフィラキシーショックは重篤な症状のため、原因の特定は緊急を要します。15分~20分程度で結果が判明する最も簡便な検査方法はプリックテストです。このテストは、皮膚を針先で血が滲まない程度に軽く傷つけ、そこに各種のアレルゲンを含んだ抗原液を付着させて結果を待ちます。原因である場合は赤く腫れます。また、皮内テストや血液検査でIgE値を計測する方法もあります。
主な治療方法
アナフィラキシーショックの治療法は、軽いものであれば自然回復を待ちます。重度の場合はアドレナリンの筋肉内注射や酸素投与、適切な輸液、抗ヒスタミン薬、気管支吸入薬、ステロイドなどの投与を行います。
アドレナリンの自己注射薬である『エピペン』を処方されている場合にはそれを打ちます。
最近では、アレルギーを持つ人が増えています。自分のアレルゲンをしっかりと把握しましょう
アナフィラキシーショックの初診に適した診療科目
- 内科 ( 内科の病院一覧 )
- アレルギー科 ( アレルギー科の病院一覧 )