感情まひ

初診に適した診療科目

感情まひはどんな病気?

感情まひは長年に渡り自分の感情を抑圧した結果起こる病気です。辛い事を感じたくないと心に蓋をし自衛を計りますが、実際には感情がなくなっている訳ではないので意識下での負の感情が溜まっていき無視しようという働きが出てきます。この抑圧した常態が続くと、負の感情だけでなく楽しい事も自分が考えている事もわからない状態になっていきます。

主な症状

感情まひとは、感情がまひしているだけで感情そのものがなくなってしまった訳ではありません。とある感情を感じたくない。と強く感じ、麻痺状態になる事が多いのです。感情がまひしていく分だけ理性が強まっていき、自分の思った通りに物事がうまく運ばないと自分を責めるようになる病気です。意欲が低下し、1人を好むようになり、やる気が起きない、趣味などにも関心がなくなっていく症状も見られます。

主な原因

感情まひとはある特定の感情がその人の中でたまっていき、やがて受け止めきれなくなった時にその感情を感じたくないと思うことが原因となって起こります。そして、その感情を感じなくなってしまうため今までたまっている感情に向き合うことができず、さらにその感情がたまっていき他の感情まひにつながる原因になります。感情まひの大きな原因にはその感情と向き合わないことがあります。

主な検査と診断

感情まひの検査方法は、まず原因となった問題を知る必要がありますので、問診によって患者様の過去にどのような危機的な人災、天災、事故などがあったのかを聞いていきます。また感情まひに関わる症状が1ヶ月以上続いている場合などで判断していきます。回復のための治療計画でとても必要不可欠なことですので、記憶障害等も絡んでいる場合は、周囲の方にも質問する場合があります。

主な治療方法

感情まひの治療法には心理療法、薬物療法、暴露法があります。心理療法は、ストレスに上手く対応できるように考え方のバランスをとれるようにすること、薬物療法はセロトニンなどの薬物を使って苦痛や不快感を軽減させるためにすることで、暴露法はトラウマになった記憶を思い出して語ることにより治療する方法ですが逆効果になることも考える必要があります。