光感受性発作

初診に適した診療科目

光感受性発作はどんな病気?

光感受性発作とは、テレビなどの画面から発せられる強い光・光の点滅によって、痙攣や吐き気などの症状が起きることを指します。
特に、暗い部屋でテレビを見た場合、光による刺激がより強くなります。その際、脳波に異常が起きることがあります。対策としては、明るい部屋でテレビを見ることが挙げられます。
また、通常の光でも症状が起きる場合は、専門医による治療を受ける必要があります。

主な症状

光感受性発作の症状は、テレビなどの画面で急な閃光を見たり光の点滅をみた直後にけいれん、意識障害を起こします。軽いものでは目や頭がくらくらする、酔ったようにつかれる状態になります。
また、気持ちが悪く吐き気を催すことがあります。まぶたや手足がぴくぴくとけいれんする、ひきつけを起こす、意識がもうろうとして記憶があいまいになるといった状態が見られたら注意が必要です。

主な原因

光感受性発作は、テレビから発生される閃光や光の点滅が脳へ刺激しておこることが原因とされています。
高速で光が点滅する映像が特に危険とされています。しかし、テレビの大きさや視聴するときの画面との距離、部屋の暗さなど複数の要因が関係しているとみられています。
また、元々てんかんの持病を持っている人はなりやすいとみられています。

主な検査と診断

光感受性発作の検査方法は、脳波検査によって行います。患者にストロボライトの点滅の光を見せ脳波を測定すると、脳全体に異常な突発波が表れます。
また、脳波と同時に、患者の体に症状として手足にけいれんなどの症状が表れることがあります。
こうした点滅光による脳波の波形の異常と、体の反応を観察することによって、この病気の特定ができます。

主な治療方法

光感受性発作は一過性のものであるため、めまいやちかちかした、軽く具合が悪くなった、などの比較的軽い症状には特に治療を行わず経過を観察していくことが多いです。
しかし、けいれんを起こす、記憶に障害が見られる、ひきつけを起こしたなどといった場合は症状に対して治療が必要になる場合があります。
てんかんの症状が見られる場合は抗てんかん剤などを処方する治療法があります。