医原性排尿障害 イゲンセイハイニョウショウガイ

初診に適した診療科目

医原性排尿障害はどんな病気?

人間の排尿する力は、年齢とともに劣ってくるのが当たり前です。老化に伴って、高血圧などの症状や心臓病などの合併症が起こりやすく、多くの薬が処方されます。薬の影響によって、尿失禁などの排尿障害を引き起こす場合もあって、医原性排尿障害と言います。症状としては薬を飲み続けたことによって、排尿の能力が落ちて、排尿が上手くできない症状が出ます。

主な症状

排尿困難や尿失禁などの排尿障害はさまざまな要因から引き起こされることが分かっています。心臓病や高血圧の薬などによっても排尿障害は起こる可能性があります。このような薬が原因となる排尿障害のことを医原性排尿障害といいます。医原性排尿障害では、加齢や前立腺の肥大による排尿障害と同様に、排尿困難や尿失禁がおもな症状として知られています。

主な原因

医原性排尿障害の原因として、医療行為があげられます。これは医者から処方された内服薬を飲んだりする場合や他の病気で膀胱近くを手術をして、前立腺や尿道近くを傷つけてしまったり、膀胱などの検査のため、尿道をステントなどの管を通した時に内部を傷つけてしまったりした時です。また、病院に入院して、その病院内で院内感染などが起こった場合もあります。

主な検査と診断

医原性排尿障害の検査方法は多様化しています。この疾患では前立腺の触診が重要で、前立腺の大きさや状態、肛門の括約筋の状態などを検査します。又、神経的な原因を確認する為に、神経的異常の有無や検尿、感染の可能性、排尿時の痛みや発熱なども確認します。更に、この疾患では、超音波による検査も行われ、結石や腫瘍があるかどうかも検査する事が必要になるのです。

主な治療方法

医原性排尿障害の基本的な治療法は、薬物療法が一般的です。この疾患の薬物的治療では、膀胱を広げる薬を使用し尿の量を増加させる事に加え、尿道を細くする薬を使用します。又、薬物を用いた治療法で十分な効果が得られない場合には、外科的な治療法を用いる場合もあります。この治療の場合は、レーザー光線を使用して、前立腺を除去する手術を行います。