円盤状エリテマトーデス エンバンジョウエストマトーデス

初診に適した診療科目

円盤状エリテマトーデスはどんな病気?

円盤状エリテマトーデスは、特徴的な形状を持つ皮疹が皮膚に見られる病気です。皮疹の他にも、発熱や痛みなどを伴います。皮疹は平らで円形であるのが特徴です。この病気にかかると、皮疹が顔や頭、前胸部やさらに手足に表れるようになります。この病気の原因は解明されていないものの、抗体による免疫異常により引き起こされると考えられています。

主な症状

円盤状エリテマトーデスは、皮膚に影響を与えて炎症や皮膚の発疹を引き起こします。髪の毛の色素変化も起き、脱毛の原因にもなります。そして、かいたり刺激を与えるとその部位に発疹が広がります。胸の傷みや圧迫感、呼吸困難や呼吸促迫、不規則な心拍、急速な心拍数、唇が青くなる、排尿する事ができなくなるといった生命を脅かす症状もあらわれます。

主な原因

円盤状エリテマトーデスの原因は、解明されていません。紫外線および、寒冷刺激によって誘発され、増悪する要因となります。SLEとは異なり、血液中の自己抗体は関係を持たず、皮膚局所での抗原刺激や物理的刺激によって特定のリンパ球が増殖し、細胞間で情報を伝達する役割を持つサトカインの生成が行われることにより病変となると考えられています。

主な検査と診断

円盤状エリテマトーデスの検査方法は、血液沈降(血沈)速度の亢進や抗核抗体が陽性であるか、白血球減少がみられるかを調べる方法が使われます。全身性エリテマトーデスに見られる抗核抗体(DNA抗体)は円盤状の場合見られないことが多いため、これを調べることで分別がつくのです。また、リン脂質に対する抗体に陽性反応がでることもあります。

主な治療方法

円盤状エリテマトーデスはステロイド軟膏やテープを用いた治療法が一般的になります。この病気はなかなか治ることがありませんので、あとが残った円盤状皮疹は消すことはできません。ですが新しい発疹はこれらの薬を使用することで効果はあります。日常生活では日頃から日光を浴びないこと、ストレスをさけること、外傷には充分気をつけることが大切になってきます。