更年期障害 コウネンキショウガイ

初診に適した診療科目

更年期障害はどんな病気?

45歳から55歳、閉経を挟んだ10年間の間に女性は大きな変化を遂げます。卵巣機能が低下するに伴い、女性ホルモンの分泌が減少するのです。

その女性ホルモンの欠乏により発生する症状を更年期症状、更にひどい症状を抱える人は更年期障害と診断されます。

症状としてはイライラや憂鬱などの気分的な症状からめまいや吐き気、肩こりなどの身体的な症状まで多岐に渡ります。

主な症状

更年期障害は卵巣が老化していき機能が働くなくなったときの状態で症状はイライラしたり、物事に集中できないなどになります。 中には動悸や息切れなどを起こしたり頭痛を起こしたりします。 長引くとうつ状態にもなります。 更年期になると15%ほどの女性がなるため、他の病気になったと思う人もいますが医師に診察してもらえば更年期によるものというのがわかることがあります。

主な原因

更年期障害の主な原因としては、ホルモンバランスの乱れにより自律神経の調節がうまくできなくなることが考えられます。
加齢により卵巣機能が低下し、卵胞ホルモンの分泌が少なくなるのに対し、卵胞刺激ホルモンは増加することでホルモンバランスが乱れます。
また、本人の性格といった精神的なものや、食生活の乱れや睡眠不足、脊椎のゆがみといったことも、様々な更年期障害の症状を引き起こす一因となります。

主な検査と診断

更年期障害の検査方法は、、ふつうは病院で血液を採取して、それらのなかにどれくらいのホルモンが含まれているのかという、ホルモン量の検査というものをやります。そして産婦人科に行ってみて、女性であればそこで膣の状態をみてみたり。または子宮内をみてみて、いろいろな問題ができていないかをチェックするのです。また外的にはほてりや発汗や冷え性や不眠頭痛が起きていないかのチェックも行われます。

主な治療方法

更年期障害は、中高年になり性ホルモンの分泌の減少の影響によって起こりますので、治療法は必要な性ホルモン剤を投与することによって、症状が緩和されます。 特にこの症状は女性が強い傾向にありますので、女性ホルモンの一つであるエストロゲンを投与します。 また、心とからだのバランスをとって症状や体質を改善するような漢方薬の服用によって体質改善を図っていくことも良い方法です。