内転足 ナイテンソク

初診に適した診療科目

内転足はどんな病気?

内転足とは、生まれたばかりの赤ちゃんに見られる症状です。足の内側部分のそりが強く、足の裏が「へ」の字状になっていたり、バナナのようにそりかえっている状態を指します。およそ1000人に1人の割合で発症し、男の子に見つかることが多いです。お腹の中にいたときの姿勢が影響しているといわれており、成長に従って自然に治ることもあります。

主な症状

内転足の症状とは、まず生まれた時にすぐに足の見た目でわかります。両方の足が不自然に内側に曲がっています。レントゲン撮影で検査を行うと、足の骨が内側に変形しているのが分かります。このまま放置して成長を続けるとまず自力で歩く事は困難になりますし。足の成長が正常に発達しない危険性も出てきます。必ず医療的な処置が必要なってきます。

主な原因

内転足の原因とは、母体にいる時の赤ちゃんの姿勢が関係しています。足を不自然な形で曲げた状態で長期間お腹で育っていたと言うことです。すると足に負担がかかり、骨の変形が進行します。赤ちゃんの骨は柔らかいので変形しやすいとも言えます。常に足を内側に曲げている事で、骨が内側に変形していくのです。そして母体から出てきた時に異常が見つかります。

主な検査と診断

内転足の検査方法は、まずは視診によっての判断がされます。明らかに足の裏の形が、地面と水平になっているはずのものが内側に反り返りはどうか、への字になっているか、垂直になっている状態かどうか観察してわかります。ですから、乳児の1ヶ月検診にて、指摘され、判明することが多いです。先天性のものもあるようですが、胎内にいた時の位置に関係したものもあります。

主な治療方法

内転足の治療法は、軽い症状であれば、成長とともに治る可能性もあるので、自然治癒に任せる場合もあります。しかし症状が重い場合は、足の矯正を行います。これは足に専用の器具を装着して外部から圧力をかけて骨の形を正常に戻していきます。骨の成長と矯正器具の圧力により、骨は次第に正常な形に戻っていきます。子供の骨は柔らかいですから、次第に正常に戻っていきます。