内反足 ナハンソク

初診に適した診療科目

内反足はどんな病気?

内反足には、先天的なものと後天的なものが存在します。先天的なものは足の奇形のなかで最も多いものです。男子は女子より2倍発生率が高いといわれています。足根骨の並び方が変わってしまい脱臼したようになり、腱なども委縮しているため、生後できるだけ早くから治療をすることが望ましいです。矯正のためのマッサージ・ギプス等がありますが、変形が強い場合は手術を行うこともあります。

主な症状

内反足は、足の変形が見られる疾患で、ほっておくと歩行困難となり、足の甲で歩いたりするします。片足ではなく、両足に見られるのがほとんどです。足首から下が内側に反り返っていたり、ひねった状態であったり、足首も曲げられない状態であったり、症状は様々です。また足根骨の配列が変わって、脱臼したようになり、靭帯や腱も委縮してしまいます。

主な原因

内反足の原因は、骨がやわらかいことにあります。乳児は、大人と違い骨が成長段階にあり、とても柔らかいです。なので、普段の足の癖などにより、骨が内側に曲がります。そうすると、歩くときに、内股になるので、分かります。骨がまだ、発達の段階なので、曲がりやすいですが、逆に柔らかいので、強制することにより、いたい思いをしないで、治すことが可能です。

主な検査と診断

内反足であるかどうかを判断するには、患部がある側の足部のアライメントと、痛みの場所や、痛みの発生状況などを総合して判定することになります。必要な場合はさらにレントゲンなどの画像診断を検査方法として採用する場合もありますが、通常は素足で立位になった状態を観察することによって、足の形態的な特徴が容易に判定できると考えられます。

主な治療方法

内反足の治療法は正常な状態に近づけるために矯正することです。正常な状態とは足の裏をつけて歩ける状態です。矯正にはギプスを使い脚が正常な状態に近い状態に固定して包帯を巻きます。だんだんギプスのかたちを変えたり圧迫具合を変えることで次第に正常な状態に近づいていきます。ギプスを使っての矯正だけでダメならアキレス腱切断手術もします。