胃切除後貧血イセツジョゴヒンケツ

胃切除後貧血はどんな病気?
胃切除後貧血とは、胃を全的若しくは大部分切除することで胃から正常に栄養分を吸収できなくなり、赤血球を生成するのに必要な鉄分やビタミンB12を吸収することができなくなってしまったために引き起こされる貧血のことです。そのためビタミンB12剤や鉄分剤を投与することで多くの場合に、貧血が改善されることが医学的に証明されています。


胃切除後貧血の症状
胃切除後貧血の症状とは、鉄分の吸収が悪くなること、そしてそれに伴う鉄欠乏性貧血があります。これは胃切除後まもなくあらわれます。また、胃を全摘した場合は胃傍壁細胞によるキャッスル因子の分泌が減少し、ビタミンB12が不足となります。ビタミンB12は体内に大量にあり、消費もゆっくりなので、術後数年たってから巨赤芽球性貧血が発症します。

胃切除後貧血の原因
貧血とは、赤血球の数が足りないことが原因で起きます。赤血球を作るには、鉄分とビタミンB12が必要になります。食物から鉄分を吸収するためには胃酸が関係しており、ビタミンB12の吸収には胃の粘膜が関係しています。しかし、胃の切除や全摘をすると上記の働きが得られないため、赤血球の合成が十分に出来ず貧血が起きます。これが胃切除後貧血です。

胃切除後貧血の検査と診断
胃切除後貧血の検査方法では、通常の貧血を同様に血液検査を行い、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトリクットの数値から赤血球数恒数と呼ばれる指数を出して診断します。また、MCV(赤血球1個当たりの平均の大きさ)から貧血の種類を明らかにします。胃切除後の場合、血清鉄やビタミンB12、葉酸の欠乏になりやすいので、これらの測定検査も必要になります。

胃切除後貧血の治療方法
胃切除後貧血は、ビタミンb12の欠乏を防止することを念頭に置き、治療法を選択します。ビタミンb12を定期的に体内に取り入れることが重要で、当該ビタミンを含む錠剤の服用や皮下注射の他、メチコバールをはじめとする内服薬を使用します。もちろん、食事摂取やサプリメント等でも補えますが、自己免疫的機序などが要因となって萎縮性胃炎を起こした場合、内因子の分泌量の低下を来すことがあります。

胃切除後貧血の初診に適した診療科目

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