線状皮膚炎

初診に適した診療科目

線状皮膚炎はどんな病気?

日本にはアオバアリガタハネカクシという甲虫が棲息していますが、この虫の体液にはペデリンという物質が含まれており、体液が人の皮膚に付着すると皮膚炎が生じます。これを線状皮膚炎と言います。最初は体液の付着した場所に発赤や発疹が生じ、数日経つと爛れてきます。痛みはありますが、痒みはありません。2、3週間ほどで爛れは治りますが、色素が沈着します。

主な症状

線状皮膚炎は、アオバアリガタハネカクシという昆虫の体液にあるベテリンという物質によっておこる皮膚炎です。症状としては、1日から2日ぐらいすると体液の付いた皮膚などに線状に発赤やぶつぶつがでてきます。数日たってくると膿を生じてきてただれたようになります。かゆみはなくヒリヒリとした傷みが出ます、二週間こらさんしゅうかんほどで治りますが、色素の沈着を残してしまいます。

主な原因

線状皮膚炎の原因となるものは、甲虫の一種で、アリに似ている小型の昆虫であるアオバアリガタハネカクシの体液に含まれているペデリンという毒性物質による皮膚炎となります。これが人間の皮膚に留まったりした時に、潰したり叩いたりすると虫の体液が皮膚に付き発症してしまいます。痛みのある線状の紅斑が出た後に、沢山小水疱、膿疱、びらんが出てきます。

主な検査と診断

線状皮膚炎の検査方法は、その症状が特徴的であるために、臨床的に診断することができます。まずは患者にアリのような虫を潰した覚えがあるかどうか質問し、最近潰した覚えがあるという答えがあったら、この病気にまず間違いはないということになります。しかし記憶にないという答えであっても、その症状自体がとても特徴的で類似の病気などもないので、そのまま診断できてしまいます。

主な治療方法

線状皮膚炎とは、甲虫の一種でアリに似た昆虫のアオバアリガタハネカクシの体液に触れれると、皮膚に赤い線状の皮膚炎を発症する病気のことです。体液中のペデリンという物質が皮膚炎の原因です。痒みは無くヒリヒリとした痛みがあります。この病気の治療法は、ステロイド外用薬による初期治療を行い、皮膚がただれた後は抗菌薬配合の外用薬を塗り治療をします。