皮膚がんはどんな病気?
昔に比べて、日本でも日差しが強くなってきました。それに伴い、日傘や腕の日焼けを防ぐアームカバーを使用する方を見る機会が増えました。男性でも日傘男子と言って、日傘をさす方が増加しています。日差しが以前より強まることによって、皮膚がんになるリスクも増えます。敏感になりすぎるのも駄目ですが、夏の間は男性であっても、日傘やアームカバーを使用することも、がんを予防する一つの方法です。
主な症状
皮膚がんをほくろと見分けるのは素人では判断できません。がんと思われる部分に鉛筆のおしりをあてて、痛みが出るようなら注意が必要です。俗にペンシルチェックと呼ばれる方法です。表皮がんとメラノーマに大別できますが、メラノーマだと色がすべて黒い、茶色が混じった黒、しこりがあり色が滲んでいる、短い期間で急に大きくなったなどの症状がみられます。
主な原因
皮膚がんの原因はいろいろ考えられますが長年の紫外線の蓄積によるダメージが一番大きいです。また次に考えられるのは、火傷などの外傷や皮膚病など様々考えられます。一番考えられる紫外線のダメージは紫外線を吸収してくれるオゾン層の破壊により、有害物質が吸収されず、そのまま紫外線として降り注ぐため、近年この病気にかかる人が年々増えてきています。
主な検査と診断
近年、患者数が急増している「皮膚がん」。ほくろと勘違いして放っておいたら気が付いた時には手遅れになっていたという事にもなり兼ねません。その不安を解消するためにも、心配であれば医療機関を受診すべきです。医療機関での検査方法は、視診ではっきりと疑わしいものがある場合、患部の一部の細胞を切り取って“皮膚生検”を行います。また、CT検査・MRI検査・超音波検査などで具体的な画像検査を行う場合もあります。
主な治療方法
皮膚がんは外側から手術をする治療法がありがんの部分を切り落とす方法があります。がんが大きくなり発見が遅れた場合には手術の他に抗がん剤を服用して様子を見ます。場合によっては放射線治療を行うこともあります。手術で切除する他には軟膏を塗布しラップで包んで密封しながら治療を行うこともあります。いずれも外側からの治療を行いがんを切除していきます。
皮膚がんの初診に適した診療科目