睡眠時随伴症 スイミンジズイハンショウ

初診に適した診療科目

睡眠時随伴症はどんな病気?

睡眠時随伴症は、睡眠覚醒障害の一つで、睡眠中に異常行動などの好ましくない身体現象をともなうものです。小児期にみられるものは、睡眠時遊行症、夢遊病、悪夢などがあります。高齢者に多いものには、レム睡眠行動障害があります。睡眠時遊行症や悪夢などは、成長するにつれて次第に自然消失していきます。ゼンゾジアゼピン系の薬治療もできます。レム睡眠行動障害に対しても、同じ薬または抗うつ薬が有効です。

主な症状

睡眠時随伴症の症状は、主に睡眠時に起こり寝ていて意識がない状態にも関わらず立ち上がる、あるいは寝たまま歩きまわる等が一般的です。重くなるにつれて行動が大きくなっていき、叫び声をあげたり泣きじゃくったりすることもあります。また、共通して見られることは睡眠不足によって意識が朦朧としたり偏頭痛を引き起こしたりする場合もあります。

主な原因

睡眠時随伴症の原因は、自律神経の睡眠時の活動問題があり起こります。自律神経の異常が引き起こすものとしては、乳児睡眠時無呼吸症や睡眠時遺尿症などが要因となります。また、レム睡眠行動障害や睡眠時遊行症のような病状を表した場合、この病気の分類として含まれることというになります。他にも、睡眠麻痺といった睡眠時の異常が加えられます。

主な検査と診断

睡眠時随伴症の検査方法として終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)が挙げられます。これは、脳波・心電図・節電図・胸部の動きなどの活動を一晩測定する検査です。病院で1~2晩入院し、検査技師や看護師のもとで検査を受けます。通常の就床時間に合わせて検査を行います。てんかんや意識障害などの症状が見られる場合はPSG検査を推奨します。

主な治療方法

睡眠時随伴症とは睡眠中に起こる異常行動のことを言います。特に夢遊症や悪夢、レム睡眠行動障害などがあげられます。ストレスからきているような場合もあるのでまずはストレスの解消が上げられます。この症状の根本的な治療法というのは確立されていないので、対処療法として鎮静剤などを投与することで症状を和らげる治療にとどまっています。