過剰不安障害 カジョウフアンショウガイ

初診に適した診療科目

過剰不安障害はどんな病気?

過剰不安障害は、日常の活動や出来事に対し必要以上に強い不安や緊張を感じたり、そういった場面を避けようとして日常生活に支障をきたす心の病です。心配する気持ちは自分でコントロールすることができません。不安が長引くと、発汗や動悸・めまいなどの症状が現れます。ストレスの高い出来事がきっかけで発症することが多く、薬物療法とカウンセリングによる精神療法により治療を行ないます。

主な症状

過剰不安障害とは、様々な出来事や活動に対する不安や心配を人並み以上に感じてしまう病気です。この病気には多彩な症状が見られます。過剰な不安を感じる、警戒心が強くなる、睡眠障害などの精神的な症状と、頭痛、肩こり、目眩や筋肉の緊張、動機、息切れなどの身体的症状です。発症は大人と子供の双方にみられ、どの年齢でも発症する可能性があるので、誰もがいつ発症してもおかしくない病気だと言えます。

主な原因

過剰不安障害は、過剰に神経質であったり、自意識が過剰であるなどの、生まれ持った性格が原因となることもありますが、アルコールの摂り過ぎが原因となっていることもあります。また、本来は精神を安定させ不眠を解消する効果のある、ベンゾジアセビンを含む薬を長期に使用していることが誘因となり、過剰不安障害が起こったというケースがあります。

主な検査と診断

過剰不安障害の検査方法は、まずどのようなときに不安を感じ、その際にどんな症状が出るのか、という話を聞き取る中から、症状の特徴を探っていきます。次に、精神疾患簡易構造化面接法を用い、診断を行います。いくつかの質問を面接形式で15分ほど行い診断します。また過剰不安障害の重症度を診断するために、恐怖や不安、回避行動の度合いなどを、項目ごとに4段階で評価し、その合計点を診断します。

主な治療方法

過剰不安障害の治療法としては、薬物治療があります。不安を押し留める薬がありますから、まずはそれを処方してもらうことです。精神科とか心療内科とかそうしたところにいって薬を貰うことが重要であると言えます。後はカウンセリングと言う手もありますが、こちらは自己負担になりますから、結構な金額になることを覚悟することです。カウンセリングも治療法としては良いです。