住血吸虫症ジュウケツキュウチュウショウ

住血吸虫症はどんな病気?
日本住血吸虫症とは住血吸虫によって引き起こされる症状のことをいいます。日本では1996年以降発症が確認されておらず完全に消滅したと考えられている病気です。この原虫が体内に入ると肝門脈に移動してそこで成虫となり肝硬変などのを引き起こし腹水がたまって死に至る症状で知られています。日本は世界で唯一住血吸虫を撲滅した国として知られています。

住血吸虫症の症状
住血吸虫のうち腸間膜静脈に寄生する日本住血吸虫やマンソン住血吸虫による住血吸虫症としては、侵入部の皮膚のかゆみに始まり、腸間膜静脈での産卵により静脈が閉塞すると組織壊死が起こり、粘血便や腹痛、発熱などに発展します。一方膀胱静脈に寄生するビルハルツ住血吸虫による症状としては、血尿が出たり、膀胱の線維化が膀胱がんに発展したりすることがあります。

住血吸虫症の原因
住血吸虫には、腸間膜静脈に寄生する日本住血吸虫、マンソン住血吸虫と、膀胱静脈に寄生するビルハルツ住血吸虫が存在します。前者による住血吸虫症は、ミヤイリガイ、後者によるものはBulinus属の貝に寄生するセルカリアと呼ばれる幼虫が、皮膚から侵入することが原因で起こります。いずれの場合も、淡水での水泳などにより、水中に含まれるセルカリアに感染することがあります。

住血吸虫症の検査と診断
住血吸虫症の検査方法は、検便で便の中から虫卵を検出する方法が一般的です。ビルハルツ住血吸虫では、尿からも虫卵を検出します。また、超音波(エコー)検査もあります。エコーでは、肝臓の組織の状態を見ることができるので、虫卵による肝臓の影響や、どれ位病気が進んでいるかを確認することができます。血液検査をする場合もあり、これは免疫学的抗体検査と呼ばれ、血液中に住血吸虫の抗体がどれくらい含まれるかを調べます。

住血吸虫症の治療方法
住血吸虫症とは、日本住血吸虫、マンソン住血吸虫、メコン住血吸虫などによってもたされる肝臓や膀胱の病気です。症状の現れ方は感染した部分が腫れて痒くなり少し経つと発熱や腹痛などの症状が現れます。これは虫が腸や肝臓の血管の中で産卵を始めるためです。検査と診断は、便の中から虫を検出します。治療法は抗寄生虫薬のプラジカンテルがゆうこうです。

住血吸虫症の初診に適した診療科目

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