胸腹部大動脈瘤キョウブダイドウミャクリュウ

胸腹部大動脈瘤はどんな病気?
胸腹部大動脈瘤とは、胸部や腹部の大動脈にこぶ状のものができる疾患です。血管にできるこぶの中では、おそらく最大のもので、これが破裂すると、ほとんどの場合は大量に出血するため、生命にかかわる場合がほとんどです。場合によってはこのような破裂を防ぐために、コブが破れないよう、こぶを糸のようなもので縛るような治療法がとられる場合もあります。


胸腹部大動脈瘤の症状
胸腹部大動脈瘤が存在すると、一般的には胸部や腹部に違和感や異物感を感じるといわれています。それらの大動脈瘤が保存され安定した状態では、特別それ以上の症状などを感じることはありませんが、いったんそれが破れてしまうと、生命にかかわるような重篤な状態に陥ってしまいます。出血によるショックや、意識障害などが発生することになります。

胸腹部大動脈瘤の原因
胸腹部大動脈瘤は、胸部から腹部にわたる大動脈の動脈瘤ですので、年齢と共に血管の老化現象である動脈硬化が原因となって引き起こされると言われています。ですからどのような方でもこのような動脈瘤になる可能性があります。特に喫煙されている方、高血圧の方、糖尿病の方、高コレステロール血症等の方は、発症する可能性が高くなりますので、注意が必要です。

胸腹部大動脈瘤の検査と診断
胸腹部大動脈瘤の検査方法には、X線撮影、CT、MRI撮影などの画像診断があります。CTによる撮影では、瘤の大きさや、場所、壁の性状などもわかります。また造影剤を使うことにより、瘤内の血流、壁の厚さや壁にできた血栓などの細かい情報を確認できます。MRIではさらに、大動脈瘤の分枝との関係も確認できます。大動脈造影検査は大動脈弁閉鎖不全を確認し、その後の治療方針を決めるための大切な検査になります。

胸腹部大動脈瘤の治療方法
胸腹部大動脈瘤の治療法は、大動脈瘤が小さい場合は、降圧剤によって血圧をコントロールして拡張する速度を遅らせ、経過を観察します。経過を観察していく中で、手術が必要かどうかを決断し、血管内治療か開胸手術かを決定します。血管内治療は、体に負担が少なく、胸部を切開する必要がないので手術期間も少なくて済みます。開胸手術は、合併症がなければ3~4週間の入院です。

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