ビタミンa中毒 ビタミンエーチュウドク

初診に適した診療科目

ビタミンa中毒はどんな病気?

ビタミンa中毒とは、その名の通りビタミンaを取りすぎたことにより起こるもので、激しい頭痛や疲労感、四肢の痛み、肝機能障害などの症状があります。そして、最も怖いのが、数日後から発生する皮膚のはがれです。顔や手、足などの全身の皮膚がはがれおちるという副作用があります。死亡例もありますがごくまれなケースで、普通の食生活ではほとんど問題ありません。

主な症状

ビタミンa中毒の症状としては、慢性と急性のものがあります。慢性のものとしては、全身の関節や骨の痛み・皮膚乾燥・脱毛・食欲不振・体重減少・肝脾腫・脳圧亢進による頭痛やうっ血乳頭が出現します。一方の急性のものとしては、腹痛・悪心・嘔吐・めまい・過敏症が出現し、その後に全身の皮膚落屑といったものがみられるようになります。この病気は、慢性と急性で異なるものなのです。

主な原因

ビタミンa中毒の原因は、ビタミンaを過剰に摂取することによって起きるものです。ビタミンaは脂溶性のビタミンであるため、体内に蓄積されます。体外に排出されないビタミンaが過剰に体内に存在することによって、各種の中毒症状を引き起こします。また、ビタミンaを高濃度で含むサプリメントを摂取することによって、起こる場合もあります。

主な検査と診断

ビタミンというものは、身体に必須のものです。足りていないと免疫力が低下します。しかし、あまりにも過剰に摂取することも避けるべきことなのです。ビタミンa中毒というものがあります。検査方法は問診と言う方法もありますが、最も確実な方法はX線検査です。これが最も確実な方法であります。血液検査では判断できないので注意が必要です。

主な治療方法

ビタミンa中毒の治療法は比較的、直感的に行うことができます。それには多くの場合以下の手法を取ることが多いです。ビタミンaは脂溶性のビタミンですので油と一緒に取ると摂取効果が高まりますので、その性質を逆に利用して油をあまり摂取しないようにします。また同時にビタミンaが含まれている食品を控えさせることで過剰摂取を抑えます。