有棘顎口虫 ユウキョクガクコウチュウ

初診に適した診療科目

有棘顎口虫はどんな病気?

有棘顎口虫とは、日本全国に分布している寄生虫の一種です。体長数ミリメートルの小さな帰省中で、犬や猫などの胃壁に寄生することが知られています。また、これが感染している犬や猫に接することで、ヒトの皮膚に感染するようなこともあるといわれています。ですから、人への感染は、これらの寄生虫に感染している可能性のある犬や猫に接触しないことです。

主な症状

有棘顎口虫の症状とは、まず皮膚の内部を寄生虫が動き回る事でみみず腫のように赤くもりあがります。時には瘤のように皮膚がもりあがりる事もあります。これを放置していますと、眼球や脳にも寄生虫が侵入してしまい、失明や脳障害を引き起こしたケースもあります。まず皮膚に現れる傷は消えたり出現したりを繰り返しますので、異常には直ぐに気づきます。

主な原因

有棘顎口虫という寄生虫が原因となって引き起こされる病気にはどういったものがあるかについてこれから説明していきたいと思います。こうした顎口虫がヒトに寄生した場合には、幼虫の形態で体内を移行していくことが多く、そうしたことによって引き起こされるのが皮膚爬行症や皮下の移動性膨張です。稀に、腸管出血・腸閉塞・血管中を移動することによる心筋梗塞が引き起こされます。

主な検査と診断

有棘顎口虫が疑われる場合には、問診で症状や海外への渡航歴や、生の食品を食べていないかなどの食事内容について詳しく尋ねられます。問診で検査をした方がよいと思われる場合には、便や痰などを調べます。もしも便などから虫卵が見つかればすぐに確定できますが、虫卵が見つからなかった場合には、血清検査が非常に有効な検査方法となります。

主な治療方法

有棘顎口虫を取り除く手術を受ける事で治療を終える事が出来ます。虫下しを服用することで、便と一緒に寄生虫を体外に排出することが可能です。発熱を起こしている場合は、強心剤やビタミン剤を服用して体力の低下を予防する必要があります。皮膚に強い痛みを感じる時は、皮膚の中にいる寄生虫を取り出す治療法で、激しい痛みと腫れを治すことが出来ます。