不正性器出血

初診に適した診療科目

不正性器出血はどんな病気?

不正性器出血とは、女性性器からの出血で非妊娠時に月経時以外に起こる出血を言います。出血は女性の病気の重要な症状です。ピンク色や褐色の出血のこともあります。炎症があれば発熱や腹痛も伴う場合が多いです。ホルモン療法を受けているときも出血することがあります。30代以降から閉経前ぐらいでは子宮筋腫など良性の腫瘍性の原因も増えます。

主な症状

不正性器出血は、通常は女性性器の出血というと月経の経血や出産時の出血や産後の悪露になりますが、それ以外の時期において女性性器から出血するもの全般を言います。症状は、子宮けいがんなど腫瘍性のものだと性交時など刺激があったときに現れることが多く、感染症や炎症によるものはおりものと一緒にみられることもあり、発熱や痛みを伴うこともあります。

主な原因

不正性器出血が見られる場合には、様々な原因が考えられます。比較的安全なものには月経前の出血や妊娠によるもの等がありますが、中には大きな病気が関係するものもあります。年齢や妊娠中の場合かそうではないものによっても分けられますが、近年増えている子宮内膜症、性病などが一般的です。また、がんの場合も考えられますので医師に検査をしてもらうことが重要です。

主な検査と診断

不正性器出血には、ホルモンのバランスにより、生理や妊娠以外で出血を起こす事もありますが、30代以降の女性がこのような出血になった場合は、直ちに検査が必要です。主な検査方法ですが、子宮がんや子宮肉腫の可能性もあるので、子宮卵管造影や子宮鏡検査により、子宮内の検査し、子宮筋に腫瘍がないかも調べます。また、生検や超音波、CTやMRI検査で詳しく調べたりします。

主な治療方法

不正性器出血の治療法は、原因がホルモンバランスの乱れによる場合には、止血剤と、エストロゲン・プロゲステロンなどのホルモン剤、低容量ピル、排卵誘発剤などの投与が行われます。子宮頸がん、子宮体がんなどが原因の場合には、病変に対する治療が行われます。また、流産や子宮外妊娠が原因の場合には必要に応じて手術による治療が行われます。