梅毒はどんな病気?

梅毒という病気がありますが、これは性感染症の一種であり、性行為によって感染するものです。
血液を採取して検査をおこない、抗生物質の内服で治療します。

主な症状

梅毒は第1期から第4期まで症状が変化します。

第1期は初期硬結というしこりができ周囲に広がり硬性下疳になりますが痛みはありません。鼠けい部のリンパが腫れますがこれも無痛です。

第2期は手のひら、足の裏、おなかなど全身にバラ疹と呼ばれる発疹が見られるようになります。
それ以外にも、陰部にいぼ(扁平コンジローマ)、口内炎などの症状が出ることもあります。

第3期は皮下にゴム状の腫瘍が現れます。

第4期になると血管の炎症や神経障害によるマヒなどが見られます。
現在では潜伏期間が過ぎ、第1期、第2期の初期症状で梅毒であることが判明して、治療が開始されて、完治しています。
第3期以降の状態まで進行することは無いといわれています。

主な原因

梅毒とは性病、感染症の一種で、主に性行為による感染を原因とする病気です。
感染経路としては、 一般的に性病として認識されていますが、性行為だけでなく母子感染(先天性梅毒)や輸血など血液を通して感染する場合もあります。

現在では死に至ることはほとんどなくなりましたが、感染する人は年々増え続けています。
性行為の際にコンドームの着用による自己防衛が一番の予防になります。

主な検査と診断

主に性行為によって感染する梅毒の検査方法は、血液を採取しておこないます。
クリニックなどの医療機関・保健所・検査キットの3種類があります。

クリニックなどの医療機関では、泌尿器科、婦人科、皮膚科、性感染症内科(性病科)などで検査をおこなっています。
この内、保健所では無料で検査してます。
感染機会から6週間経過してから検査を受けることができます。RPRとTPHAが両方+であると、梅毒と診断されます。

主な治療方法

梅毒に用いられる治療法としては、一般にもよく知られている抗生物質であるペニシリンの投与が効果的です。
症状がなくなったからといって完治したとは限りません。治ったかどうかは定期的に血液検査をおこない、RPRを測定して判断します。

梅毒の初診に適した診療科目